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東京の防災をもっと身近に 「東京防災」配布スタート

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2015年9月1日
東京の防災をもっと身近に 「東京防災」配布スタート
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文_編集部

東京都では2015年9月1日(火)より、防災に備えるための冊子を同梱したキット「東京防災」の配布をスタートする。順次都内の各世帯へ無料配布される。キットは都内の一般家庭への配布のみとなるが、東京都防災局の特設サイト「東京防災」にてPDFで全ページを閲覧できる。

東京都民に向けて作られた「東京防災」。パッケージはA5サイズとコンパクトだ。

東京都民に向けて作られた「東京防災」。パッケージはA5サイズとコンパクトだ。

冊子冒頭のメッセージ。

冊子冒頭のメッセージ。

冊子は子供から大人まで、誰が手にとってもいいように、ユニバーサルデザインに配慮して製作されている。また、あちこちに登場するマスコットキャラクターの「防サイくん」が、難しい防災問題を優しくナビゲートしてくれるので、内容も頭に入りやすい。

防サイくん(3歳)。生まれも育ちも東京都。好きな防災アクションは「机の下に隠れる」とのこと。

防サイくん(3歳)。生まれも育ちも東京都。好きな防災アクションは「机の下に隠れる」とのこと。

関東大震災から92年
首都直下型地震に備える東京

配布スタート日となる9月1日は、防災の日として日本各地で防災訓練が実施される。この日を防災の日としたのは、1960年(昭和35)。1923年(大正12)に発生した関東大震災にちなんでに制定された。

京橋の第一相互ビルヂング屋上より見た日本橋および神田方面の惨状。(大阪毎日新聞社/関東震災画報)

京橋の第一相互ビルヂング屋上より見た日本橋および神田方面の惨状。(大阪毎日新聞社/関東震災画報)

関東にはプレートの境界線や活断層が多く見られ、古くから一定周期ごとに大型地震の被害に見舞われてきた。関東大震災前にも、1万人余りの死傷者を出した地震として1703年の元禄江戸地震、1855年の安政江戸地震などが記録に残されている。

関東大震災から92年が経過した今、首都圏直下型地震の警鐘は常に鳴らされている。東京都では2011年の東日本大震災後、2012年に「地域防災計画(震災編)の見直し」を踏まえ「東京都震災対策事業計画」として建物やライフラインの耐震化や、救助体制の強化など、様々な対策を続けてきた。「東京防災」は、こうした都の対応に加え、都民一人ひとりが自発的に行動するための備えとして製作されたものだ。

わかりやすくて“使える”
「東京防災」の全容

「東京防災」は、段ボール製のパッケージ入り。A5サイズとコンパクトながら充実の内容だ。同梱物は以下の通り。

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・東京都からのメッセージ
・東京都オリジナル防災ブック「東京防災」
・ビニールカバー
・東京防災オリジナルMAP
・ACTION東京防災ステッカー

パッケージを開けると、まずは「都民の皆様へ」と書かれた紙が現れる。舛添要一都知事の写真と署名入りで「災害の被害を最小限に抑えるためには、都民一人ひとりの力を結集させ、災害対応力を高めていかなければなりません」とのメッセージが書かれている。

付属のACTION東京防災ステッカーは、防災アクションを実行したら自宅ドアやポストに貼ることで、防災の輪を広げていくひとつの目印になるよう考えられたものだ。

そして、メインとなるのは「東京都オリジナル防災ブック」と「防災MAP」だ。

■東京都オリジナル防災ブック「東京防災」

大震災シュミレーション、今やろう防災アクション、もしもマニュアルなどのセクションごとに、東京で生活をする上で起こりうる災害を細かく解説している。

「自宅に潜む危機」。どの項目もイラスト入りでわかりやすい。

「自宅に潜む危機」。どの項目もイラスト入りでわかりやすい。

災害を前に備えるべき項目には「今やろう」アイコンが付属する。

災害を前に備えるべき項目には「今やろう」アイコンが付属する。

テロや武力攻撃の発生を想定したページも。

テロや武力攻撃の発生を想定したページも。

また、巻末には『沈黙の艦隊』や『ジパング』などで知られるマンガ家、かわぐちかいじによる書き下ろし作品『TOKYO X DAY』が掲載されている。もしも地震が発生したら…をテーマに、緊迫した東京が描かれた作品だ。

もしも地震が発生したら…をテーマに描かれた、かわぐちかいじ氏によるマンガ「TOKYO X DAY」。

かわぐちかいじ氏によるマンガ「TOKYO X DAY」。

■東京防災オリジナルMAP

基本的に配布されるキットの内容はどの世帯も同一だが、唯一地域ごとに異なるのがこの「防災MAP」だ。居住地域に則したMAPが同梱される。MAP内には「避難場所」や「給水拠点」がアイコンとともに記されている。

エリア別に製作されているため、コンパクトながら充実の内容。

エリア別に製作されているため、コンパクトながら充実の内容。

裏面には安否確認や救急病院などの連絡先一覧が。手帳に挟んで携帯したい。

裏面には安否確認や救急病院などの連絡先一覧が。手帳に挟んで携帯したい。

まずは「街歩き」から

「東京防災」は、9月1日からおよそ1ヶ月ほどの期間をとって、東京都全域に配布される。充実の内容ではあるが、「何から始めたらいいかわからない」という人も多いはず。では、まずは地図を片手に街を歩くことからスタートしてみてはどうだろう。

付属の防災MAPには、「街を歩いてみよう」というメッセージが書かれている。自分が住んでいる街の、通勤通学以外の道を知らない人も多いのではないだろうか。震災に限らず、何か起こった時にいちばん確実なものは、自分の目であり足だ。キットを手にしたらまずは街を歩く。防災に限らず、少し目線を変えて街を見るだけで、また違った発見があるはずだ。

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