警視庁で大学生や大学院生などを対象としたインターンシップを募集している。実施期間は2017年10月23日(月)から10月27日(金)の間で、募集は8月1日(火)から8月15日(火)まで。
本インターンシップは警視庁管内(東京都内)の各警察署で実施されるもので、午前9時から17時までの1日職場体験を受ける形だ。具体的には交番勤務やパトカー乗車、該当キャンペーン従事といったものから、鑑識活動や模擬捜索差押活動といった踏み入ったものまでと幅広い。内容は各署によって異なるという。
〈主な内容〉
・ 交番勤務体験
・ パトカー乗車体験
・ 鑑識活動体験
・ 警察礼式体験
・ 各種街頭キャンペーン従事
・ 防犯パトロール体験
・ 制服・装備品着装体験
・ 模擬捜索差押活動体験
警視庁によるインターンシップは、警察官採用試験の受験者が減少傾向にあることを見て昨年2016年に初めて実施された。採用予定人員は2000名(男性1700名、女性300名)で、例年それを越える合格者が生まれているものの、2010年にはおよそ3万人だった受験者は年々減少傾向にあり、2015年には約1万6千人に、昨年2016年には約1万5千人にまで減っている(警視庁「平成29年度警視庁採用サイト」より)。
若年人口そのものが減少していることも大きな要因だが、一般企業とは異なる実態が見えづらい職種だけに、こうした取り組みで多くの応募に繋げようという試みだ。
インターンシップに応募できるのは既に高校を卒業している学生で、大学生、大学院生、短期大学生、専門学校生など。インターネットで申込後、抽選で採用となる。
なお、警察官採用試験の受験資格者は学生に限らず、35歳未満で大学卒業資格を有している者が対象だ。警視庁では各署ごとにミニインターンシップや採用相談会などを実施しているため、採用ページをこまめにチェックするといいだろう。
警視庁インターンシップ(警察署一日体験)
募集期間:2017年8月1日(火)〜8月15日(火)
実施期間:2017年10月23日(月)〜10月27日(金)
会場:警視庁管内(東京都内)の各警察署
参加資格:既に高校を卒業している学生(大学生、大学院生、短期大学生、専門学校生等)
申込方法:抽選。「警視庁インターンシップ広報用チラシ」内にあるQRコード及びアドレスから、「警視庁イベント申込受付会員サービス(外部サイト)」にアクセスして申し込みを。
URL:http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/about_mpd/welcome/event_koshu/event/saiyo/ps_intern.html