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新宿とアートの関係 歌舞伎町ルネッサンスが残したもの

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2015年8月18日
新宿とアートの関係 歌舞伎町ルネッサンスが残したもの
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文_編集部

新宿クリエイターズ・フェスタ2015」は、今年で5年目を迎える新宿区のアートイベントだ。その17日間におよぶ会期の中には、アーティスト展のほかトークイベントやコンペティションなどのアートプログラムが目白押しだ。

会期に先駆けて行われた「子どもアートデー」では、参加した子どもたちがライブペインティングを行った。

会期に先駆けて行われた「子どもアートデー」では、参加した子どもたちがライブペインティングを行った。

どうして新宿でアートイベントを開催するに至ったのか、新宿クリエイターズ・フェスタ実行委員会事務局に問い合わせてみた。すると、その連絡先は新宿区区長室に属する「特命プロジェクト推進課」のものだった。

特命プロジェクトが手がける
歌舞伎町ルネッサンス

特命プロジェクト推進課とは、かつて歌舞伎町を担当していた区役所の一部署が名称変更したものである。2005年に”歌舞伎町を明るく楽しめる街にしよう”という試みでスタートした「歌舞伎町ルネッサンス」に合わせて、2008年に部署名を一新したのだ。

実行委員会事務局に話を聞いた。

「新宿区には、地域文化部文化観光課のような新宿区のイベントを取り仕切る担当部署があるんですが、『新宿クリエイターズ・フェスタ』はここ歌舞伎町でスタートしたイベントなので、引き続き我々が担当しているんです」

特命プロジェクト推進課は、歌舞伎町ルネッサンス推進協議会のもとに、街を綺麗にするクリーン作戦プロジェクトや、地域活性化プロジェクトなどを推し進めてきた。新宿クリエイターズ・フェスタの前身となった2011年のアートイベントも、この試みの一貫だ。

「新宿にはもともと、東京モード学園やHAL東京などの美術関連の学校が多かったんです。それで2011年に、周辺の学校や学生さんとともに、イベントを実施したのが始まりなんです。2年目からは一般のアーティストの方々も参加できるようにして、今に至る感じですね」

西新宿の町並み。東京モード学園の「コクーンタワー」が見える。

西新宿の町並み。東京モード学園、HAL東京が入居する「コクーンタワー」の形状は遠くからでも目を引く。

規模は年々大きくなり、場所も歌舞伎町を飛び出して、駅周辺や民間施設などで開催されるようになった。

「区外から多くの来場者が訪れる今でも、”歌舞伎町のお祭り”という出発点は大事にしたいですね」

『シティーハンター』の生みの親
北条司氏が降臨!

困ったことがあったら、新宿駅東口の掲示板にXYZと書けばいいーー。

新宿を舞台にした漫画『シティーハンター』で、主人公の冴羽獠に仕事を依頼するために行われる儀式。それが駅に設置されている掲示板への伝言だった。

主人公の冴羽獠と相棒の槇村香。パラレルワールドを描いた『エンジェルハート』にも登場する。(公式サイトより)

主人公の冴羽獠と相棒の槇村香。パラレルワールドを描いた『エンジェルハート』にも登場する。(公式サイトより)

実は連載がスタートした1985年頃には新宿駅に掲示板は存在しておらず、架空の設定だったようだが、駅の掲示板システムは1990年代に入っても各地に残っており、『シティーハンター』の世界観をよりリアルなものにしたことは間違いない。

会期中9月5日(土)に行われるトークイベントでは、『シティーハンター』作者の北条司氏が登場する。サイン会などに登場することはあっても、トークとなるとなかなか機会がない同氏の登場。さらに物語の舞台でもある新宿区での開催とあれば、ファンならずとも必見のイベントだ。前述の野坂さんはこう話す。

「今年は『シティーハンター』が誕生して30周年なんです。これまで北条先生は周年記念は行われていなかったそうなのですが、作品の舞台でもある新宿区で開催されるイベントということで、ご出演いただけることになりました。どうして新宿区が舞台になったか、といったような、新宿区にまつわるお話が聞ければと思っています」

物語の舞台、歌舞伎町の夜景。

物語の舞台、歌舞伎町の夜景。

あまりイベントなどへの登壇が少ない北条氏。当日は『シティーハンター』の担当編集だった堀江信彦氏も登場するため、当時の製作の裏話などの深い話が聞けそうだ。

アーティスト展、こどもアート、
コンペティションなど、充実のプログラム

軸となるのはアーティスト展だ。河口洋一郎、椿昇、蟹江杏、エマニュエル・ムホー、保坂俊彦、ソメヤケンジ、趙燁(ちょうひかる)、鈴木一太郎、三井淳平、MOT8など、豪華アーティストの作品が、新宿の街の各所で展示される。

アーティスト情報やイベントの概要は公式サイトで随時更新される。お出かけ前にチェックを。

アーティスト情報やイベントの概要は公式サイトで随時更新される。お出かけ前にチェックを。

アートに触れながら歩くことで、新宿の新たな一面を見つけられるに違いない。そして、その際はぜひ、『シティーハンター』を読んでから訪れることをおすすめしたい。

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