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Pヴァインが考えるニュースタンダードなコンビニとは 下北沢に誕生した「nu-STAND」を訪ねる(世田谷区)

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2017年5月13日
Pヴァインが考えるニュースタンダードなコンビニとは 下北沢に誕生した「nu-STAND」を訪ねる(世田谷区)
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文・写真_編集部
食の分野でエンターテイメントを

それにしてもなぜコンビニとデリなのか。代表取締役社長の水谷聡男さんはこう語る。

「Pヴァインは音楽、出版など、これまでも様々な活動を行ってきた会社です。そうやって僕たちが培ってきたエンターテイメントを、“食”の分野でも表現できないかなと」

店舗の説明をする水谷さん。プレス向け内覧会にて。

当初はカフェやバーも考えていたが、どうもしっくりこなかった。そんな時、若い社員から聞いた「唯一の楽しみは、会社帰りに寄るコンビニ」という言葉がヒントになった。

「映画『Do the right thing』に出てくるグロサリーストアのイメージが浮かんだんですよ。ニューヨークの町外れにあるような、最低限の必需品と手作りのデリがある店。そんな店を自分たちで作ろうと思いました」

コンビニをつくると決めたのち、Pヴァイン創業の地でもある下北沢で物件が見つかった。下北沢には若い人や学生も多いが、周辺には年配の人も多く住む。そうした客層を考え、健康に気遣った優しい家庭の味を揃えたという。

店内厨房で作られる惣菜の数々。単品購入もできる。

とはいえ、音楽レーベルがつくる実店舗である。CDや書籍は置かないのかと尋ねると、「あえてそうした仕掛けは行わないことにしたんです」と水谷さんは言った。

「自分たちがやりたかったのはあくまで街のコンビニとデリ。自社の広告や試聴機を置くのはちょっと違うのかなと」

音楽そのものを商品として販売するのではなく、音楽の背景にあるカルチャーを、コンビニやデリという業態を通じて表現するのだという。ただひとつだけこだわりの要素があるとすれば、それは店内BGMだ。スピーカーからはPヴァインがリリースした楽曲が流れている。「良いですよ」と自ら主張するのではなく、さりげなく質の良いものをすすめたい。そんな志が、「nu-STAND」には貫かれている。

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