logo_s

“シモキタの味”復活しています 惜しまれつつ閉店した老舗「たこ焼専門店 大阪屋」下北沢駅北口に再オープン(世田谷区)

  • twitter
  • facebook
  • instagram
  • contact
NEWS
東京のあらゆるカルチャーにまつわる最新情報をお届け。
2017年1月30日
“シモキタの味”復活しています 惜しまれつつ閉店した老舗「たこ焼専門店 大阪屋」下北沢駅北口に再オープン(世田谷区)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
文・写真_編集部
「ほんとうにありがたかった」

おふたりに話を聞くと、「早くお店を出したくて仕方がなかったんですよ」と笑顔で答えてくれた。29年という長い歴史を持つ大阪屋には多くのファンがいる。かつて下北沢に住んでいた人、部活の前に食べていた人、下北沢病院への通院帰りにお土産にしていた人、そうしたお客さんが閉店を惜しみ、再び店が開くのを待っていてくれた。ふたりはそうした暖かさをしみじみと感じたという。

「お客さんがあったかくてね。ほんとうにありがたかったですよ」

04

使用している機材も全て当時と同じもの。焼きあがったカリカリ、もちもちのたこ焼きに鰹節をたっぷりとかけ、甘味と酸味が程よいソースをサッと塗る。ひと口食べれば、懐かしい大阪屋の味が口いっぱいに広がる。再開を待ち望む客が後を絶たなかったことが、何よりその味を保証しているといえるだろう。

以前はビニールパックだったが、今はラウンド型の容器に盛られている。

以前はビニールパックだったが、今はラウンド型の容器に盛られている。

「マヨネーズも青のりも大丈夫?」

大丈夫です、と答えると、マヨネーズをちょんと横に添えてくれた。前店舗では8個入り(300円)、15個入り(550円)で販売していた大阪屋のたこ焼き。営業再開当初は8個入り(350円。ひとり2パックまで)のみの販売だったが、1月現在平日のみの「特サービス」としてお土産用の15個入りパック(600円。ひとり1パック)の販売も行われている。

マヨネーズはお好みで。

マヨネーズはお好みで。

ていねいな手書きのお知らせは大阪屋ならでは。

ていねいな手書きのお知らせは大阪屋ならでは。

現在、営業時間は平日が14時頃から20時頃。土曜と日曜、祝日は12時頃から20時頃まで店を開ける。

「粉がなくなったら終わっちゃうこともあるから、20時“頃”、って感じかな」

定休日は火曜日。以前の水曜から変更になっているが、週1回休みをとる営業スタイルは変わらない。大きく変わったのは、「Studio B.uS Shimokitazawa」内に開店したことで飲食スペースができたことだ。同じく併設されている「BALLOND’ESSAI EXPRESSER」と「HISHIMO VEGA」と共用で利用する。

隣の店舗でエスプレッソドリンクなども注文できる、「Studio B.uS Shimokitazawa」。

隣の店舗でエスプレッソドリンクなども注文できる、「Studio B.uS Shimokitazawa」。

以前はテイクアウトのみだったが、ドリンクを注文してゆっくりたこ焼きを味わうことができるようになった。大阪屋ファンには嬉しいリニューアルではないだろうか。

変わる北口と
変わらない“シモキタの味”

工事にともない、北口の改札の場所も都度変化する。

開かずの踏切と言われた線路が地下に潜り、生活面では便利になった下北沢。その半面、古くから続く店舗がなくなり、新しい店舗が生まれ、街の風景はぐんぐん変わりつつある。そんな過渡期に、満を持して“シモキタの味”の復活である。常連客が「パックふたつ」と注文すると、手際よくたこ焼きを盛り付けた店主が「ありがとう」と答える。次いで「ありがとうね」と奥さんの笑顔がのぞく。再開から2ヶ月近くが過ぎた大阪屋には、かつての北口と同じ光景があった。

1 2

関連記事

NEWS

  • どこの街でも飲食店が出せるシェアストアサービス「O...
    2019年7月17日
  • 2018年の恵方は「南微東」! 大行列の西早稲田・...
    2017年12月19日
  • 渋谷で89×63ミリの小さな新聞『Silenced...
    2017年12月10日
  • シモキタの本屋B&Bが12月23日に移転...
    2017年12月7日
  • 東京メトロが昭和7年発行のスペシャル乗車券を復刻!...
    2017年12月1日

RANKING

  • no.1
    天才司会者・もんちゃんの妙技。蒲田のパブ「オアシス」が日本一の理由
  • no.2
    大学堂ラストラン!東京下町の移動アイスクリーム&ホットドック屋が41年...
  • no.3
    東京イチの危険地帯 墨田区から考える東京の災害(前編)
  • no.4
    吉原で知る日本の性風俗史 “お歯黒どぶ”の縁でカストリ書房が伝えたい...
  • no.5
    祭りが生まれる時:下町のレイヴ、錦糸町河内音頭大盆踊りが鳴らすビート
PAGE TOP