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今年も「一陽来復」の季節がやってきた 西早稲田の穴八幡宮で金運を呼び込む(新宿区)

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2016年12月20日
今年も「一陽来復」の季節がやってきた 西早稲田の穴八幡宮で金運を呼び込む(新宿区)
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文・写真_編集部、イラスト_ルーカス・D・マーカス

昨年12月、長蛇の列が伸びる早稲田の穴八幡宮を訪ねた。毎年冬至から節分にかけて頒布されるお守り「一陽来復」が金運を招くとされ、穴八幡宮は多くの参拝客で溢れかえる (「『一陽来復』に集まる人々 金運を招くという早稲田の穴八幡宮を訪ねる」2015年12月30日)。

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左は光松山放生寺の「一陽来福」(後述)。右が穴八幡宮の「一陽来復」。

穴八幡宮社殿

穴八幡宮社殿(2015年の様子)。

頒布期間は冬至から節分までの1ヶ月強にわたるが、いちばんの人出があるのが頒布初日の冬至だ。そのため冬至のみ朝5時から頒布が開始され、徹夜組も出るという。今年も例年どおり、「一陽来復」が配布される。今年の冬至は12月21日(水)だ。

今年の方角は「北北西」
貼るのは反対側の「南南東」

この「一陽来復」は、その年の恵方に向けて自宅の壁面に貼り付けることで福がもたらされる、とされているお守り。恵方とは、中国に伝わる陰陽道のなかで、その年の歳徳神のいる方角を指す。予め年ごとに甲 (こう)、乙(おつ)、丙(へい)、丁(てい)、戊(ぼ)、己(き)、庚 (こう)、辛(しん)、壬(じん)、癸(き)の十干が割り当てられており、北北西、東北東、南南東、西南西の4方向のいずれかが恵方となる。2017年の十干は「壬」で、方角は北北西。昨年の南南東とは真逆なので注意が必要だ。

2017年の方角は北北西の「壬」(赤色)。お守りはこの方向に向ける必要があるので、反対側の南南東「丙」(黄色)の位置に貼る。

2017年の方角は北北西の「壬」(赤色)。お守りはこの方向に向ける必要があるので、反対側の南南東「丙」(黄色)の位置に貼る。

さらに「一陽来復」を貼り付けることができるのは冬至、大晦日、節分のうち、いずれかの深夜0時のみ。冬至が混み合う理由は、大晦日ではその時間が取りづらく、節分ではやや遅いためだ。穴八幡宮では「一陽来復」とともに方角の説明と、貼り付け方を記載した説明書きを渡してくれるので、自宅でよく読んでから貼り付けよう。

記者が自宅に貼った「一陽来復」(2015年の様子)。

記者が自宅に貼った「一陽来復」(2015年の様子)。

また、穴八幡宮の裏手にある光松山放生寺では、“福”の字を用いる「一陽来福」を頒布している。どちらもルーツは同じで、穴八幡宮に伝えられる「打出の小槌」による。かつて「光松山放生寺八幡神社」としてひとつの神社仏閣だったものが、江戸時代の神仏分離によって分岐し、それぞれのお守りを頒布するようになったのだという。両方を手に入れる人も多いので、あわせて覗いてみると面白いだろう。

参拝時に気をつけること

当日は大勢の人手を踏まえて警官も出動し、列を整備しながら参拝を促している。前述のとおり冬至は日中どの時間帯でも混雑することが多く、1時間から、長いときは2時間ほど並ぶ可能性もある。防寒はもちろん、予めトイレを済ませ、水分補給などの準備も万端にしてからのぞんだほうがいいだろう。鳥居をくぐる表参道と、くぐらない北参道のふたつのルートがあり、表参道のほうがやや混み合っている。

歩道には参拝客の行列ができる(2016年の様子)。

歩道には参拝客の行列ができる(2015年の様子)。

また、「一陽来復」は基本的に手渡し。丸く筒状の造りをしているため、カバンやリュックに入れるとつぶれてしまう。できればそうならないよう、手持ちの袋を持参することをおすすめする。

「一陽来復」以外にも、様々なお守りが用意されている。(2015年の様子)

「一陽来復」以外にも、様々なお守りが用意されている。(2015年の様子)

この風習は江戸時代に始まったとされるが、年末年始にかけて一年の計を精算し、来年の福を求める人で賑わう姿は昔も今も変わらない。西早稲田の行列に参じながら、東京の年の瀬を感じてみてはいかがだろうか。

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