logo_s

「中目黒 蔦屋書店」や注目の新業態、関東初出店など28店舗が開業 商業施設「中目黒高架下」誕生(目黒区)

  • twitter
  • facebook
  • instagram
  • contact
NEWS
東京のあらゆるカルチャーにまつわる最新情報をお届け。
2016年11月23日
「中目黒 蔦屋書店」や注目の新業態、関東初出店など28店舗が開業 商業施設「中目黒高架下」誕生(目黒区)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
文_編集部
中目黒出身アーティストの
ペイントウォールがフロアを彩る

店内の壁面には、印象的なアートが4点ペイントされている。手掛けたのは、アーティストの岩村寛人さんだ。迷路のような強弱のある線で描き出されるアートは、皺や指紋だけで「手」を表現しようと思ったところから始まったという。現在はメキシコと日本を往復しているが、1歳の頃から中目黒で育ち、過去に中目黒に事務所を持っていたこともある。

岩村さんに、作品について話を伺った。

水の中を泳ぎ回る人魚。

ウォールペイントを至近で眺められる贅沢な空間。指紋同様、各線は閉じていない。

「アイディアを考えるのに3ヶ月ほど、制作期間は1ヶ月くらいでした。全部手描きで描いています。それぞれにテーマがあって、スターバックス側の作品は、ひとつはスターバックスのロゴでもある人魚。水の中を楽しそうに泳ぎ回る人魚を柱をぐるっと囲む形で描きました。もうひとつは白鯨。スターバックスという店名の由来にもなった、ハーマン・メルヴィルの『白鯨』がモチーフです。そして本の海に潜って行く女性。手に砂糖とスプーンを持っていたり、本のカバーがラテアートになっていたりと、コーヒーの世界も投影させています。最後にテイクアウト側の作品は、コーヒーの木からコーヒーの海に豆が落ちていく、その時間を表しています」

本の海に潜る女性。このモチーフを使ったトートバッグなども販売されている。

スターバックスのカウンター内にある、『白鯨』がテーマの壁画。

中目黒の風景は、岩村さんが過ごした幼少期と比べて変化した。地元を知るひとりとして、そんな街の姿をどう捉えているのだろうか。

「大きく変わりましたね。今高層ビルがある場所や線路沿いは飲み屋街が続いていて、下町情緒がありました」

私たちが知る現在の中目黒駅周辺の風景は、2000年代に形作られた。2003年、それまで中央町にあった区役所が上目黒2丁目の旧千代田生命保険本社ビルを改修して移転。次いで再開発事業も進み、2005年に中目黒ゲートタウンが、2009年には中目黒アトラスタワー、ナカメアルカスが開業した。

スターバックスのテイクアウトカウンター側にある、コーヒーの木から豆が落ちる様子を描いた作品。

「昔から住んでいる地元の人は、新しい店よりむしろチェーン店でいいや、というような人も多い。僕は外国人の友人も多いので、地元の感覚と外からの感覚、ふたつの接点を持っているというか。特別な立場かもしれないです」

「地元の友達にも見てもらえるのがとても嬉しい」と岩村さん。

変化と隣合わせにありながら、目黒銀座商店街や中目黒駅前商店街、中目黒駅西銀座商店街など、商店街も数多く残る。古いものと新しいものが同居する街で、岩村さんは「少しずつ中目黒にこういう場所を増やせたら」と言う。これからはこの景色が、中目黒駅前の日常の風景になっていく。

次のページ:新業態14店、関東初出店2店を抱える 700メートルの高架下

1 2 3

関連記事

NEWS

  • どこの街でも飲食店が出せるシェアストアサービス「O...
    2019年7月17日
  • 2018年の恵方は「南微東」! 大行列の西早稲田・...
    2017年12月19日
  • 渋谷で89×63ミリの小さな新聞『Silenced...
    2017年12月10日
  • シモキタの本屋B&Bが12月23日に移転...
    2017年12月7日
  • 東京メトロが昭和7年発行のスペシャル乗車券を復刻!...
    2017年12月1日

RANKING

  • no.1
    大学堂ラストラン!東京下町の移動アイスクリーム&ホットドック屋が41年...
  • no.2
    東京イチの危険地帯 墨田区から考える東京の災害(前編)
  • no.3
    “アングラ”再訪 #1紅テント 座長代行と看板女優が語る、2019年の...
  • no.4
    〈フォトレポート〉白熱の西浅草 平成29年浅草神社例大祭「三社祭」
  • no.5
    祭りが生まれる時:下町のレイヴ、錦糸町河内音頭大盆踊りが鳴らすビート
PAGE TOP