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シモキタにDIYが生きる高架下広場「下北沢ケージ」誕生! 林厚見、石渡康嗣、草彅洋平のキーマン3名に聞く(世田谷区)

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2016年8月20日
シモキタにDIYが生きる高架下広場「下北沢ケージ」誕生! 林厚見、石渡康嗣、草彅洋平のキーマン3名に聞く(世田谷区)
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文・写真_編集部
下北沢の土壌が
エンターテイメントを受け入れる

──オープンが決まってから準備期間を経て、近隣の方との関わりはいかがでしたか?

林:それが、下北沢の皆さんはとっても寛容だったんです。おそるおそる挨拶に行ったら「いいじゃない。楽しくやってちょうだい」と。もちろん音には極力留意するんですが、それについても「まあ、このへんに住んでれば、ある程度はね」という感じで、ひとりもネガティブなことを仰らなかったんです。さすがだと思いましたね。

──ものすごく理解があるんですね。

林:おそらく場所の持ってるものなんでしょうね。下北沢って、映画や音楽、ファッションといったエンターテイメントの歴史がある場所で、そういうジャンルで稼いできた人たちが集まっているんですよね。

戦後から長く住んできた下北沢の人たちは、そうやって発展してきた街の中で自由なマインドを持っているし、表現活動というものに対して期待もしている。新興のタワーマンションとは真逆ですよ。

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──昔からずっと人が集まる街の自負というか、環境がそうさせているんでしょうね。

林:下北沢も変化していますから、ちょっとした危機感もあるのかもしれません。とにかく、全体的に新しいことをやろうとする人たちへの優しさを感じましたね。

カテゴリーにとらわれない
アジアの屋台料理

──石渡さんは今回、「下北沢ケージ」の食の部分、「ロンヴァクアン」を担当されていますよね。

石渡:はい。僕の担当は「食」で、”ハレ”と”ケ”でいうところの”ケ”の担当だと考えています。この場に即した食事や飲み物を常に提供することが僕の仕事であり、やりがいを感じる部分です。一方で、林さんと草彅さんに”ハレ”の部分を担っていただいてます。「この場をイベントで盛り上げたい!」というモチベーションは二人に譲っている感じですね。

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──なるほど、下地のところを支える感じですね。

石渡:そうですね。「どんな球でも投げてこい!」みたいな気持ちでやってますね。

──料理はどういうコンセプトを考えられたんでしょうか。

石渡:もともと林さんから“アジアの屋台料理”というある程度の枠組みを頂いていたので、そこをベースにしています。あとは屋外で食べても美味しいっていうのは非常に大事な要素だと思っていて。外で食べたり飲んだりすると、味の感じ方が圧倒的に違うんですよ。

──メニューのこだわりは?

石渡:こだわりを作ってしまうより、お客さんの顔を見ながら微調整をしていくことが大事かなと思っています。ただ、顔を見過ぎて、夏だからこう、冬だからこうってメニューを色々と変えてしまうのは、この場にはちょっとダサい気がするんです。「エビせん出しておくから食べときなよ」ぐらいのほうが合うような。

個性豊かなアジアンフードが並ぶ。いずれもボリュームたっぷり。

個性豊かなアジアンフードが並ぶ。いずれもボリュームたっぷり。

「バインセオ〜ベトナム風お好み焼き〜」(1000円)

もやしやエビなどの具材を生地で包んだ「バインセオ〜ベトナム風お好み焼き〜」(1000円)。

それぞれ2本ずつ提供される串もの類。左から「レモングラスシュリンプ」(500円)、「レモングラスビーフ」(400円)、「ラムクミン」(500円)、「ガイヤーン」(400円)、「スパイシーポーク」(400円)

それぞれ2本ずつ提供される串もの類。左から「レモングラスシュリンプ」(500円)、「レモングラスビーフ」(400円)、「ラムクミン」(500円)、「ガイヤーン」(400円)、「スパイシーポーク」(400円)。

トムヤムクンモヒート(780円)

パクチーがスパイシーな味を出す「トムヤムクンモヒート」(780円)。

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クラッシュアイスを乗せて食べる、硬めの食感が特徴的な「ベトナムプリン」(350円)。

──カテゴリーとしてはベトナム料理になるんですか?

林:いえ、必ずしもここの国、というのは決めていません。アジアミクスチャー屋台系、という感じがしっくり来ると思います。

草彅:どれも手頃な価格帯ではあるんですが、味もボリュームもしっかりしてるんですよね。例えばレモンサワーも、既成のシロップではなく手づくりで自分たちで作ってるんです。下北沢って安い飲み屋さんが多いので、ちょっと品質を高めるみたいなところがあるかもしれないですね。

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