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〈今日は何の日?〉マグロが減った日ー2015年「葛西臨海水族園がクロマグロ等の展示数の減少を発表」(葛西)

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2016年1月14日
〈今日は何の日?〉マグロが減った日ー2015年「葛西臨海水族園がクロマグロ等の展示数の減少を発表」(葛西)
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政治、芸能、事件、スポーツなど、いつかの東京で起こった”その日”の出来事をご紹介。今日は何の日?

2015年1月14日、葛西臨海水族園が「クロマグロ等の展示数の減少について」という公式発表を行った。

江戸川区臨海町にある東京都運営の水族園、葛西臨海水族園。開園は1989年(平成元)で、当時一部を閉鎖していた恩賜上野動物園水族館から魚を移したという。上野動物園の水族館は1999年(平成11)に両生爬虫類館にリニューアルしたため、葛西臨海水族園は東京都において水族館最古の歴史を受け継ぐ場所でもある。

そんな水族園の目玉となっているのが、館内中央にあるドーナツ型の水槽「大洋の航海者:マグロ」だ。直径30メートル、最大水深7メートル、水量約2,200トンの巨大水槽で、開園当時は日本最大。そのアクリルパネルを連結させる技術は国内外の水槽の巨大化に一役買ったという。

葛西臨海水族園は、水槽内でクロマグロの産卵に成功した世界で初めての水族園でもある。(PHOTO BY hiyang)

葛西臨海水族園は、水槽内でクロマグロの産卵に成功した世界で初めての水族園でもある。(PHOTO BY hiyang

水族園の名物でもあったマグロの回遊だったが、2014年(平成26)秋頃から異変が起こった。11月1日段階では69匹いたクロマグロが、2015年(平成27)1月14日次点では17匹にまで減少。このほか、同じ水槽内のスマ(52匹から4匹)とハガツオ(38匹から9匹)も同様に減少していたのだ。

事態を重くみた水族園は、ただちに外部機関による病理検査を実施。1月20日にクロマグロ2検体とスマ1検体からウイルスが検出したが、大量死を引き起こす「マダイイリドウイルス」ではなく、原因の究明には至らなかった。そして3月3日にスマとハガツオが全て死亡し、クロマグロが2匹に。3月20日はついにクロマグロ1匹を残すのみとなった。

原因究明とあわせて、水槽の復帰も検討しなければならない。水族園は3段階に分けて対応を進めた。第1段階として3月下旬からアカシュモクザメ2尾、タカサゴ約500尾を水槽に入れ、水槽の安定を確認した。第2段階の4月下旬には、マグロと同じサバ科のスマとハガツオを追加。そして第3段階の6月、ついにクロマグロ77匹を投入することに成功。クロマグロの回遊が再び姿を現したのである。最後の1匹となっても逞しく生き残ったマグロは、”奇跡のマグロ”として一躍脚光を浴びた。

1年が経った今、マグロは元気に回遊を続けている。現在の水槽の様子は、葛西臨海水族園の公式サイト内で発表される、ニュース「その後のマグロたち」で伺い知ることができる。

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