2016年1月2日
〈昨日は何の日?〉頭に3がついた日ー1991年「23区と多摩地域で市内局番4桁化」
文_編集部
政治、芸能、事件、スポーツなど、いつかの東京で起こった”その日”の出来事をご紹介。今日は元旦の昨日について。昨日は何の日?
1991年1月1日、東京の市内局番が3桁から4桁に変更された。
90年代の初めまで、東京都の市内局番は3桁だった。しかし電話加入者の増加にともない、従来の「03-XXX-XXXX」という市内局番3桁での番号配布が逼迫し、4桁への移行に迫られた。東京都ではまず1988年(昭和63)に新宿など一部のエリアで市内局番を4桁にし、この時は先頭に「5」を付けた。その後、1991年(平成3)に東京都23区および多摩地区の一部が4桁化し、先頭に「3」が付いたのである。

変更直後、以前の3桁の番号にかけると「頭に3を付けてください」とアナウンスが放送された。
切り替え時間は1月1日午前2時。大規模な変更であるため、間違い電話や便乗詐欺の恐れもあるとして、NTTは「東京新番号」と大きく書いたCMや新聞広告で早くから周知を促した。平成3年の未年ということで、イメージキャラクターとして羊のイラストが大きく使用された。変更から25年が過ぎた今も、都内では看板や店の日よけなどで3桁番号時代の名残りを垣間見ることがある。