冬になると東京ミッドタウンから聞こえてくる滑走音。もはや六本木の名物ともいえる期間限定スケートリンクが、今年も芝生広場に登場する。日程は2016年1月6日(水)から3月6日(日)まで。

昼は真っ青な空の下でスケートが楽しめる。
今年で7回目を迎える冬の恒例イベント。最大210人を収容できる都内最大級のリンクが人気で、昨年は約35,000名を動員したという。
東京都内のスケートリンクは、時代とともに次々と閉鎖されていった。東京オリンピックでボクシングの会場にもなった「後楽園アイスパレス」、品川プリンスホテルの「品川スケートセンター」といった人気のリンクは90年代初頭になくなり、通年のスケートリンクとしては明治神宮外苑の「明治神宮スケート場」と、新宿区高田馬場にある「シチズンアイススケートリンク」、江戸川区東篠崎の「江戸川区スポーツランド」が残るのみとなった。

後楽園アイスパレスは1971年に閉鎖。1973年、跡地に右手奥「黄色いビル」が建ちリンクが移設されたが、1993年に閉鎖。現在はローラースケート場になっている。(PHOTO BY 呉)
しかし近年、スケートの世界には新しいスターが次々と誕生している。これを見て興味を持つ子どもも少なくないが、前述のとおり、都心にはリンクが乏しく、なかなか体験する機会がないのが現実だ。気軽に参加できる六本木のスケートリンクで、滑る楽しさに触れてみるのも良いのではないだろうか。
17時から22時までは、周囲にイルミネーションが点灯。幻想的な雰囲気の中でナイトスケートを楽しむことができる。リンクの横にはスケート靴のままくつろげる休憩エリアもあるという。

イルミネーションを眺めながらのスケートもまた格別。
カップルから家族連れまで、多くを受け入れるミッドタウンの大型リンク。都心で楽しめるウィンタースポーツとして、冬の行楽のひとつに加えたい。
東京ミッドタウン芝生広場「アイススケートリンク」
日程:2016年1月6日(水)~3月6日(日)
時間:11:00~22:00(受付21:00まで)
※ 荒天時、営業を中止する場合あり。
※ イルミネーション点灯時間 17:00〜22:00
※ 1月6日(水)はオープニングセレモニーのため営業時間が変更になる可能性あり
会場:東京ミッドタウン芝生広場
場所:港区赤坂 9-7-1 ほか
料金:大人(高校生以上)1,500円、小人(中学生以下)1,000円/回数券(10枚綴り): 大人(高校生以上)12,000円、小人(中学生以下)8,000円
※貸靴料含む。
リンクサイズ:20m×42m(840㎡)
備考:最大収容人数は210名/スケート靴着用のまま利用可能な屋根付き休憩エリアあり/手袋販売/ロッカー(有料)あり/事故防止のため必ず手袋を着用/ヘルメットは無料貸出
主催:東京ミッドタウン
特別協賛:三井不動産株式会社