logo_s

都心の「副業メシ」を実態調査! vol.2:本郷の花屋兼レストラン「フローリストKT」

  • twitter
  • facebook
  • instagram
  • contact
NEWS
東京のあらゆるカルチャーにまつわる最新情報をお届け。
2015年11月16日
都心の「副業メシ」を実態調査! vol.2:本郷の花屋兼レストラン「フローリストKT」
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
取材・文_加藤ジャンプ/写真_阪本勇
本業のフラワーアレンジメントの技術を活かし、花で箸置きをアレンジ。絢爛。

本業のフラワーアレンジメントの技術を活かし、花で箸置きをアレンジ。絢爛。

医療関係や大学関係…
花屋と相性のいい本郷という土地柄

「本郷近辺は病院と医療機器メーカーが多くて、お花の需要が多かったんです」

東大病院や順天堂からフローリストKTは近い。お見舞いに花束。退院のお祝いに花束。出足から経営は好調。やがてお店は街に根付き、近隣の住民が、花を買う買わないとにかかわらずふらっと立ち寄る場になっていった。

これが副業の根っこになった。

取材中も地元のお客さんが訪れては、話が盛り上がってしまい、なかなか取材が進まない...。

取材中も地元のお客さんが訪れては、話が盛り上がってしまい、なかなか取材が進まない…。

「親しくなるうちに、お客さんが立ち寄ってはお茶を飲んでいくようになったんです」

高校の近くにある駄菓子屋さんの店先が思い浮かぶ。

「そのうち、自宅で作ってきたおつまみをお出ししたりするようになって」

常連からは「お店を出してくれたらいいのに」と言われつづけた。なかには、名だたる和食店の料理人もいた。

そもそも、塚田さんは「おもてなし」についてはベテランだった。37年前、商社マンの夫の赴任先であるカタールのドーハで暮らしていた。

「何十人もお客さんを呼ぶようなことがしばしばあったんです。現地の人や在留日本人にお茶のお稽古をしたり、お料理でおもてなしをしたり。結婚前にお花とお茶とお料理をならっていたのが役に立ちました。大変だったけど、これが楽しかった……」

そして還暦をむかえた日の夜。塚田さんは一大決心をした。六十にして立つ、である。

「お店の常連の方達が還暦のお祝いをしてくれたの。その夜、家に帰ってから泣いたのね」 

泣いた?

次のページ:相手の心を動かす人柄と味

1 2 3

関連記事

NEWS

  • どこの街でも飲食店が出せるシェアストアサービス「O...
    2019年7月17日
  • 2018年の恵方は「南微東」! 大行列の西早稲田・...
    2017年12月19日
  • 渋谷で89×63ミリの小さな新聞『Silenced...
    2017年12月10日
  • シモキタの本屋B&Bが12月23日に移転...
    2017年12月7日
  • 東京メトロが昭和7年発行のスペシャル乗車券を復刻!...
    2017年12月1日

RANKING

  • no.1
    東京イチの危険地帯 墨田区から考える東京の災害(前編)
  • no.2
    吉原で知る日本の性風俗史 “お歯黒どぶ”の縁でカストリ書房が伝えたい...
  • no.3
    〈フォトレポート〉白熱の西浅草 平成29年浅草神社例大祭「三社祭」
  • no.4
    大学堂ラストラン!東京下町の移動アイスクリーム&ホットドック屋が41年...
  • no.5
    東京イチの危険地帯墨田区から考える東京の災害(後編)
PAGE TOP