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シモキタの書店が挑み続ける“これからの街の本屋”のカタチとは リニューアルオープンした本屋B&Bを訪ねる(世田谷区)

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シモキタの書店が挑み続ける“これからの街の本屋”のカタチとは リニューアルオープンした本屋B&Bを訪ねる(世田谷区)
FEATURE
東京で起こっているハイパーローカルな動向を独自取材し、特集形式でお届け。
2017年12月25日
シモキタの書店が挑み続ける“これからの街の本屋”のカタチとは リニューアルオープンした本屋B&Bを訪ねる(世田谷区)
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文・写真_編集部
店舗面積は1.5倍に
新たなイベント会場も

新店舗は地下にある。二重扉のはじめのドアを開けると雑誌棚があり、この光景は以前と変わらない。

ビルの入り口。

階段を降りて本屋B&Bを目指す。

新しい店舗の入り口。右手にサイゼリヤ。

旧店舗同様、入店前にはまず雑誌。

さらにもうひとつのドアを開けて店内へ。話題の本や下北沢の本などが並ぶなか、これからイベントを行う予定の本が目印付きで並んでいる。この店ならではの仕掛けだ。

イベント予定の本には目印が。

下北沢にゆかりのある作家の本が並ぶ棚。

マンガもある。

店内はとても明るい。旧店舗は2階にあり窓もあったが、店内を本棚が埋め尽くしていて自然光はほとんど入らなかった。今回地下になったことで天高は高くなり、むしろより明るく、すっきりとした印象を受ける。

「スピーカーの音がよくなりました」と、主宰の内沼晋太郎さん。

本屋B&Bを主宰する、編集者の内沼晋太郎さんはこう話す。

「敷地面積が以前の店舗のおよそ1.5倍になったので、かなりゆったりと本を見ていただけるようになりました。あと、イベントスペースとして奥のバーカウンターをつくったので、登壇者はこの後ろに座っていただいて、ゆっくり鑑賞できます」

登壇者が少し高めの椅子に着席する予定で、参加者からはより視認性の高い会場になる。

店内でコーヒーやビールが飲めるのは従来どおり。

ワインやコーディアルなども用意されている。「中原中也が愛した山口のビール」や、「小泉八雲の愛した松江のビール」など、文豪にゆかりのビールも。

「あと、トイレも2つになりましたよ」と内沼さん。以前はひとつだけだったトイレが2つに。地味かもしれないが、本に夢中で長居してしまう人にはありがたい。嬉しい変化だ。

安心感のあるトイレの存在。

「これからの街の本屋」として

店舗面積が広くなり、さらにかつての路地裏の2階から、茶沢通りと下北沢駅を結ぶメインストリート沿いに移転した本屋B&B。まずは移転を終え一段落というところだが、年内は31日(日)まで営業予定。恒例となっている、大晦日を本屋B&Bで過ごすイベントも予定されているという。年明けは1月6日(土)から営業を開始するそうなので、移転の様子が気になる方は年内にぜひ足を運んでみてほしい。

本屋にまつわる本。

大型書店すら閉店を余儀なくされる今、街の書店が置かれた現状は厳しいものがある。そのなかで本屋B&Bは、イベントを通じて読者が足を運ぶ仕掛けを作り、“本を売る”だけでなく、本にまつわるその周辺を盛り上げようとしている。「これからの街の本屋」を体現する書店のうねりが、東京各地にも伝播していってほしい。

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