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シモキタの書店が挑み続ける“これからの街の本屋”のカタチとは リニューアルオープンした本屋B&Bを訪ねる(世田谷区)

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シモキタの書店が挑み続ける“これからの街の本屋”のカタチとは リニューアルオープンした本屋B&Bを訪ねる(世田谷区)
FEATURE
東京で起こっているハイパーローカルな動向を独自取材し、特集形式でお届け。
2017年12月25日
シモキタの書店が挑み続ける“これからの街の本屋”のカタチとは リニューアルオープンした本屋B&Bを訪ねる(世田谷区)
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文・写真_編集部

下北沢の書店、本屋B&Bが12月23日(土)に移転オープンした。移転先は南口のビッグ・ベン。駅を出て茶沢通りに向かって歩いていくと見える、時計のある大きなビルだ。

移転先のビッグ・ベン。時計が目印。

連日イベントを開催する新刊書店

本多劇場を中心に演劇の街として栄え、ファッションやカルチャーが代謝を繰り返す下北沢には、若者から年配の人々までが幅広く訪れる。当然のように古書店も多く、本と街とが密接なエリアだといえる。

下北沢駅駅前。

本屋B&Bは、2012年に下北沢にオープンした新刊書店。オープン当時、同様に新刊を扱う書店としては駅前の三省堂書店やヴィレッジヴァンガード、そして閉店した博文堂書店などがあったが、流通の少ない書籍や、インディペンデント系のリトルプレスを取り扱う書店は多くなかった。古書ビビビに一部新刊のコーナーがあり、その役割を担っていたとも言えるが、主軸は古書であり、新刊書籍ではなかった。

移転前の店内(公式サイトより)

本屋B&Bではオープン当初から「これからの街の本屋」を目指すと宣言し、注目の書籍や、若手作家の本を多く並べた。何より大きかったのは、精力的にトークイベントを開催してきたことだ。書籍が発売すれば、その著者はもちろん、関係のあるゲストを招いたイベントを開催した。オープン以来欠かさず毎日行われ、ホームページのカレンダーを見れば、どんな内容のイベントが開催予定かがひと目でわかるようになっている。海外の書店では著者を招いた出版記念パーティや朗読会は定番イベントで、日本でも青山ブックセンターやジュンク堂書店、大阪のスタンダードブックストアなどでも実施されている。しかし、本屋B&Bの規模感で連日イベントを開催する店はなかなか類をみない。

店内奥の、日中はコーヒーなどを楽しめるテーブルを片付け、スクリーンを出してイベントスペースにする。イベント中は店内をカーテンで区切り、買い物客も来店できるようにした。店内には細やかな工夫が散りばめられ、スタッフが手作りで店づくりを行う暖かさが生きていた。

そんな本屋B&Bの移転が発表されたのは今年の3月。理由は物件の契約によるもので、移転先の物件募集もあわせて告知された。

当時、店の外壁に貼られた移転の報せ。

本屋B&Bとしては下北沢から離れたくないという思いがあった。そのため、この地での物件探しを進めたのである。

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