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京島でおそらく初(?)のブックマーケット 「Sumida Art Book Market」に見るアートと街づくりの関係(墨田区)

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京島でおそらく初(?)のブックマーケット 「Sumida Art Book Market」に見るアートと街づくりの関係(墨田区)
FEATURE
東京で起こっているハイパーローカルな動向を独自取材し、特集形式でお届け。
2017年11月24日
京島でおそらく初(?)のブックマーケット 「Sumida Art Book Market」に見るアートと街づくりの関係(墨田区)
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文・写真_編集部
自分たちでつくった場所

青木さんが、奥村直樹さんとともにspiidをオープンしたのは2016年6月。自由に使っていいよ、とこの長屋を貸主から借り受け、アートスペースとして運営を行ってきた。自分たちで改装を行った時の様子は、大事にファイリングしてある。

「普通の民家だったんです」と青木さん。今も冬場は寒い。

セルフリノベーションで中二階と二階を作って、アーティストが寝泊まりしながら創作活動を行うスペースとして活用してきた。今回「Sumida Art Book Market」の開催にあわせて再度改修を行ったという。

「墨田区のアトリエや店舗から集めたいろんな素材を使って、改めて自分たちでリノベーションを行いました。例えば天井に吊るした引き戸はもともとこの家にあったものですし、この信号機はアーティストの方が持っていた、作品名もついていなかったようなものをお借りしたんです」

会場に鎮座する大きな信号機。

自分たちだけで盛り上がるのではなく、京島という街との共生も大切にしている。“LEGAL SHUTTER TOKYO✕spiid”というプロジェクトでは、近所の方が協力してくれることもあるという。

「“LEGAL SHUTTER TOKYO✕spiid”は、店舗のシャッターを合法的にペイントするプロジェクトで、ペイントしてもいいというお店を見つけて交渉し、アーティストを紹介するんです。この近くには『キラキラ橘商店街』があるんですけど、近所のおじさんがいい人で、『俺が探してきてやるよ!』って言ってくれたりして(笑)」

シャッターに描かれた“LEGAL SHUTTER TOKYO✕spiid”はInstagram(@legalshuttertokyo)で随時更新されている。京島に限らず、北千住や平井などでも実施されている。

近所の店の関わりも大切で、会場内の壁に描かれたマップには、京島周辺のスポットが紹介されている。

壁に描かれた手製の京島マップ。

同じ長屋の一部を活用した鳴海テヨナさんのアトリエ兼多目的スペース「デトロイトコーンクラブ」や、けん玉カフェとしても注目を集める「ムームーコーヒー」、「仮面屋おもて」などの面白いスペースが増えている。青木さんも、会場BGMとして近所のレコードショップ「向島電化ハウス」で選んだレコードを流していた。

C-C-Bの「ロマンチックが止まらない」と、うしろ指さされ隊の「BAB」が今回の展示のテーマソング。

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