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吉原で知る日本の性風俗史 “お歯黒どぶ”の縁でカストリ書房が伝えたいこと(台東区)

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吉原で知る日本の性風俗史 “お歯黒どぶ”の縁でカストリ書房が伝えたいこと(台東区)
FEATURE
東京で起こっているハイパーローカルな動向を独自取材し、特集形式でお届け。
2017年9月29日
吉原で知る日本の性風俗史 “お歯黒どぶ”の縁でカストリ書房が伝えたいこと(台東区)
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文・写真:編集部
古き日本のエロを堪能する

洗浄器が置かれているスペースはいわゆる「書籍売り場」ということになるが、さらにその奥には移転後に作られた新たなスペース、喫茶読書ルームを併設した資料室がある。時間利用となっており、3時間で832円から。1日利用(1080円)のほか、1ヶ月利用(2160円)というプランも用意している。1000円以上の買い物をすれば、無料で入室可能だ。

「雑誌こそ貴重」という渡辺さん。

資料室の書棚。渡辺さんが集めた貴重な本が並ぶ。

余計気になる、背に何も書かれていないバインダー。

壁に並んだ本や資料は、渡辺さんが個人的に収集してきたもの。さらにカストリ書房を開店してから「うちにも遊郭の資料があった」と客が持参した資料もあるという。書籍、雑誌のほか、地域別に並んだバインダーが興味をそそる。

喫茶読書ルーム。ソファは8月に閉店した、蒲田のキャバレー『レディタウン』のもの。

昭和24年に発行された『夫婦生活』。「夫婦で読む健全な雑誌」という建前の隙間から、欲望がだだ漏れる。売れたらしい。

赤裸々な座談会、「客商売女たちが語る男の操縦法」。

家族でひとつの和室に寝ると夜の営みが大変なので、部屋を分けてはどうかという提案。

「基本的に遊郭関連の書物はあまり価値が見出されてないんです。そのなかでも図書という形態であればある程度は残っていくと思うんですが、雑誌類はほとんど捨てられてしまう。低俗なもののなかに、赤線のガイドマップ情報が載っていたり、なんやかや繋がっているんです。そういったものをアーカイブしてきちんと残していきたいと思っています」

新幹線の停車駅の夜の歓楽街ガイド。

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