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〈フォトレポート〉白熱の西浅草 平成29年浅草神社例大祭「三社祭」

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〈フォトレポート〉白熱の西浅草 平成29年浅草神社例大祭「三社祭」
FEATURE
東京で起こっているハイパーローカルな動向を独自取材し、特集形式でお届け。
2017年5月27日
〈フォトレポート〉白熱の西浅草 平成29年浅草神社例大祭「三社祭」
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写真_三宅英正、文_飯田ネオ

今年、この地域を回るのは一ノ宮だ。気合充分とばかりに、引き渡し、引き受け、双方の代表が神輿に乗る。胸元に刺青を入れた男性が「(神輿が)立ち上がったらすぐ降りるんだぞ!」と叫ぶと、周辺から笑いが漏れた。2015年から、刺青が入った担ぎ手は神輿を担げなくなったからだ。

カメラを下げた白髪の男性が「ちょっと旦那、写真いいですか?」と声をかければ、担ぎ手は法被を脱いでポーズをとる。そうした微笑ましい光景の傍らで、運営側としては彼らを注視せざるを得ない実状がある。

近年では神輿の上に乗る担ぎ手が後を絶たず、2008年には本社神輿の宮出し、各町渡御、宮出しを中止とする異例の措置がとられた。さらに2012年に施行された東京都暴力団排除条例に「祭礼等における措置」が設けられたことで取り締まりが強化された。2015年には「観客らに全身の入れ墨を見せ、混乱を誘発するような行為」(時事通信社)で暴力団幹部が逮捕されるケースも発生した。

暴力団への取り締まりを強化したい東京都の思惑があってこそだろうが、代々その土地で暮らす人が多く、近隣のしがらみが強い下町では、一概にこうした問題への判断が難しいこともある。一般人による同好会の担ぎてが神輿を奪ってしまい、マナーがなっていないと嘆く地元の声も聞こえてくるし、いよいよ一本締めという時に「この刺青は全身でおいくら?」と担ぎ手に尋ねる観光客の女性を見ると、果たしてどちらが迷惑なのだろうとも思えてくる。

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