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天才司会者・もんちゃんの妙技。蒲田のパブ「オアシス」が日本一の理由

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天才司会者・もんちゃんの妙技。蒲田のパブ「オアシス」が日本一の理由
FEATURE
東京で起こっているハイパーローカルな動向を独自取材し、特集形式でお届け。
2017年5月1日
天才司会者・もんちゃんの妙技。蒲田のパブ「オアシス」が日本一の理由
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「オアシスは、蒲田にありながら日本一になれる要素がある」と語るもんちゃん。思わず納得。

「オアシスは、蒲田にありながら日本一になれる要素がある」と語るもんちゃん。思わず納得。

六本木でも渋谷でもない
蒲田で日本一になれる要素がある

──ホールに立っているボーイさんたちも含め、オアシスはスタッフ全員が男性ですよね。彼らはみんな歌えるし、踊れるし、喋れる。お店の中でも非常に重要なポジションを担ってますよね。

もんちゃん:そこはオアシスの伝統でもあるんですよ。ちょっと前にお手伝いで女性に入ってもらったていうことはあったのですが、それもあくまで裏方仕事だけでしたね。アルコールの場ですから、女性が入るとバランスが取れなくなる部分も出てくる。女性目当てのお客さんが増えると、コントロールが効かなくなってくるんですね。そこは昔から、このスタイルなんです。

──ボーイの方々を採用するうえで、何か決め手みたいなものがあるのでしょうか。

もんちゃん:私とキャシーを含めて、今スタッフが全部で8名。うち3人は自分のスカウトですね。みんな最初はお店に遊びで来てくれて、そこで声を掛けましたね。オアシスには浄化作用みたいなものがあると思っていて、彼らはみんなその要素を持ってる(笑)。採用の決め手と言われると難しいですけど、正直、心がキレイなんですよ。たぶんそこが共通点ですかね。

──オアシスのような空間が成立している要因って、ご自身でどんなふうに分析されたりしますか。

もんちゃん:ひたむきにひとつのことを完成させるためには、何かパズルみたいなものが、すべて噛み合わないといい絵は描けないんですよ。

──それはお客さんともそうだし、スタッフともそうだと。

もんちゃん:そうです。掛け合いだって、こっちは命がけでやってるって言っても、他のスタッフが適当にポンポンポンやってたら、こちらの気持ちはなかなか届かない。アルバイト、正社員関係なく、ここに立ったら1日であろうと10年であろうと、お客さんからはプロとみなされるんですよ。

じゃあ、そういう気持ちで挑んでどうなのかっていうと、それはもうプラスにしか転じないです。必死にやる、一生懸命ひたむきにやるっていうのは、何年やってもマイナスには転じない。

キャシー:あなたたちスタッフのお給料はお客様がいらっしゃるからいただける。だからお客様に対して感謝をしなさいと。それは徹底してますよ。まあ、経験しなきゃダメですよね。いいも悪いも全部経験して。

もんちゃん:自分もいろんなお店を見てきて、自分たちで言うのもあれですけど、オアシスって蒲田にありながら日本一になれる要素があると思うんです。自分も昔から六本木や渋谷なんかのお店からよく誘いがあるんですけど、それを全部突っぱねられてきたっていうのは、自分は本当にこの店が好きだからなんだって思いますね。

六本木や渋谷にないと日本一になれないかというと、そうじゃない。蒲田にあっても日本一になれるんじゃないかな、この店ならって思ったんですよ。それぐらい、いい部分があります。

──今後のお店の展望としては、どういった部分に期待したいですか。

もんちゃん:地元や蒲田周辺のお客さん愛されたいって気持ちは当然なんですけど、そこからもうちょっと視野を広げたいんですよね。地方から来た人にも、東京のナイトスポット的な部分で認知されていけるといいなあとは思いますね。

──創業から40年以上経って、蒲田のオアシスから東京のオアシスへ、という時期だと。

もんちゃん:正直、今までは口コミオンリーだったから、宣伝なんかも一切したことはないんですよ。お客さんが別のお客さんを連れてきたら、紹介してくれた人を立てる意味でも、一生懸命楽しませる。そしたら、またその人が新しいお客さんを連れてきて……という掛け合いなんですよね。それは続けていきますけど、それだけじゃない部分というのもね。ネット社会だとか言われてますけど、我々も疎いですから。

キャシー:基本的なものを捨てなければ(大丈夫)。昭和の良きものを残そうとか言ってても、昭和オンリーではやっていけないですよ。時代の空気を混ぜながら、ずっと続けていくって感じです。そのためには、こだわる部分はこだわる。それがなければ、本気でやっていくということはできないですよね。

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