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物体の表面に揺れるもの:若木信吾インタビュー

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物体の表面に揺れるもの:若木信吾インタビュー
FEATURE
東京で起こっているハイパーローカルな動向を独自取材し、特集形式でお届け。
2016年4月5日
物体の表面に揺れるもの:若木信吾インタビュー
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写真・文_下屋敷和文、バナーデザイン_siun、構成_飯田ネオ
東京はパリとかロンドンを撮るのと
変わらないぐらいの面白さがある

──ちなみに、若木さんが好きな街ってどこですか? 雑誌『SWITCH』(スイッチ・パブリッシング)で連載していた、小泉今日子さんの「原宿百景」の印象もあるんですけど。

原宿は自分の街っていう感じはしないかな。いつ訪れても観光というか、自分のエリアじゃない気がする。やっぱり渋谷とか代官山が好きなんだろうなと思うよ。渋谷で仕事を始めたから、ずっとそうなんだろうね。それに、人混みはわりと嫌いじゃない。人と接するのは好きじゃないんだけど(笑)。人混みにいるほうが自由度を感じるっていうか。やっぱり田舎の出身だからさ、田舎ではすれ違う人が少ないぶん、挨拶が絶対だったりするし。あれはあれで大変なんだよね(笑)。

_DSC2697

──確かに、若木さんと代官山で食事するときはすぐお店が決まりますけど、原宿だとファーストフードになりがちですね(笑)。

最近、仕事で東京のいろんなエリアで撮ってるんだけど、パリとかロンドンを撮るのと変わらないぐらいの面白さを感じることがあるね。ちょっと動くだけで町並みに変化があるから、品川とか大崎のビル街もすごいけど、丸の内のオフィス街も全然景色が違う。そうやって見ると東京って面白いなって思うね。

「BOOKS AND PRINTS」を
始めた頃から理想としていた形

──改めて、今回の展示は若木さんにとっていいテンションなんだなと感じました。この流れで、今年の秋には浜松市美術館で展示をされるんですよね。

去年から展示を続けていて、今年の秋に浜松で行う展示はひとつの大きいゴールにしてるから、今はいいステップを踏んでるっていうか。9月に予定してる美術館での個展は、大きい意味でこれまでを振り返れるものにしたいなと思ってる。浜松で本屋「BOOKS AND PRINTS」を始めたこととか、浜松市と一緒にやってきたイベントとか、そういうことを含めた振り返りにしたいなと。

写真を展示して終わりじゃなくて、そこをスタートに何ヶ所かで展示をして街自体を回遊させたい。町おこしっていうのも変だけど、自分があのお店を作ったときから理想としてた形っていうのがそういうことだったのかな。映画の上映会もやるし、全部まとめてゴールっていうかね。だから準備が結構大変(笑)。

_DSC2661

──大変そうですが、確実に面白そうですね。

ひと段落したら、また今回みたいな写真展を続けていけるようになりたいなと思ってる。純粋に撮りたいものに打ち込んで、パッと展示するっていう。広い場所である必要はなくて、撮って見せて、撮って見せてっていう、そのサイクルが生み出せるようになりたいよね。やっぱり、写真家としてはね。

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