logo_s

ライブサーキットフェス 「下北沢大興行」の成功が示したものとは何か

  • twitter
  • facebook
  • instagram
  • contact
ライブサーキットフェス 「下北沢大興行」の成功が示したものとは何か
FEATURE
東京で起こっているハイパーローカルな動向を独自取材し、特集形式でお届け。
2015年7月30日
ライブサーキットフェス 「下北沢大興行」の成功が示したものとは何か
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
取材・文_九龍ジョー/写真_下屋敷和文/編集_川田洋平
フェスならではのスピード感と臨場感が
お笑いにもたらすもの

まずは1日目、北沢タウンホールの「東京03寄席」からスタート。主任を務める東京03をはじめ、うしろシティ、エレキコミック、かもめんたるなどが出演するコントライブだ。東京03自身がメンバーを選んだわけではないが、コントにこだわりのある「東京03」の名前を冠する寄席ともなれば、出演するコント師たちも気合い十分。

同時刻、裏ではしもきた空間リバティで「磁石寄席」も開催されていた。このように芸人の名前を冠した「寄席」がいくつか企画されているのも下北沢大興行の特徴である(東京03の角田曰く「空前の寄席ブーム!!」)。

続いてタウンホール地下の小劇場B1に移動し、かもめんたる槙尾らによるインプロとお笑いの融合ライブ「ワラインプロ」を堪能。即興ミュージカルで歌われたラブレターズ溜口のおっぱいソングが心底くだらなくて最高だった。

再びタウンホールに戻ると、テレビ番組化もされた「共感百景」の真っ最中。ライブだとより伝わる司会の劇団ひとりの安定感。この人がいてこそ、芸人とサブカル文化人が無理なく同居できるのだ。初出場のミュージシャン、平賀さち枝の一見初々しそうでいて、その実、肝の据わっている回答がよかった。

その後、書店「B&B」で、K-PROの児島気奈代表と、下北沢大興行の広報でもあるお笑いライター、粟村香織による芸人愛あふれるトークを覗いたりしつつ、この日のトリに選んだのは、北沢タウンホールでの「見たい!ラジオ」。今田耕司とバカリズムによる、ラジオですら放送が危ぶまれそうな生トークに爆笑。

2日目は、小劇場B1の「アンダー5コンテスト」決勝へ。芸歴4年以下の若手芸人たちが、満員の客席を前にそれぞれ渾身のネタをかける。さすが参加180組から勝ち上がった10組のネタはいずれもスベリ知らずで、大会サポーターの土田晃之も「全員、面白かった」と太鼓判を押すほど。優勝を飾ったのは大黒天というコンビ。饒舌で前のめりなツッコミの冴える密室コントが抜群だった。

アンダー5の表彰式を見届けて、しもきた空間リバティへ。「三四郎寄席」には先ほどアンダー5に出場していたフルパワーズとあっぱれ!も出演者に名を連ねている。浜口浜村の漫才終わりで滑り込んできた2組が、三四郎の2人から「で、結果どうだったの?」と発表をうながされる、このスピード感というか臨場感もフェスならではのもの。

1 2 3

関連記事

FEATURE

  • コミュニティを紡ぐ、新しい“図書館”
    2019年4月23日
  • “アングラ”再訪 #1紅テント 座長代行と看板女優...
    2019年2月1日
  • シモキタの書店が挑み続ける“これからの街の本屋”の...
    2017年12月25日
  • 京島でおそらく初(?)のブックマーケット 「Sum...
    2017年11月24日
  • もつ焼きの聖地にタワマンは必要か? 東京R不動産・...
    2017年11月3日

RANKING

  • no.1
    吉原で知る日本の性風俗史 “お歯黒どぶ”の縁でカストリ書房が伝えたい...
  • no.2
    天才司会者・もんちゃんの妙技。蒲田のパブ「オアシス」が日本一の理由
  • no.3
    大学堂ラストラン!東京下町の移動アイスクリーム&ホットドック屋が41年...
  • no.4
    〈フォトレポート〉白熱の西浅草 平成29年浅草神社例大祭「三社祭」
  • no.5
    祭りが生まれる時:下町のレイヴ、錦糸町河内音頭大盆踊りが鳴らすビート
PAGE TOP