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ライブサーキットフェス 「下北沢大興行」の成功が示したものとは何か

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ライブサーキットフェス 「下北沢大興行」の成功が示したものとは何か
FEATURE
東京で起こっているハイパーローカルな動向を独自取材し、特集形式でお届け。
2015年7月30日
ライブサーキットフェス 「下北沢大興行」の成功が示したものとは何か
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取材・文_九龍ジョー/写真_下屋敷和文/編集_川田洋平
フェスならではのスピード感と臨場感が
お笑いにもたらすもの

まずは1日目、北沢タウンホールの「東京03寄席」からスタート。主任を務める東京03をはじめ、うしろシティ、エレキコミック、かもめんたるなどが出演するコントライブだ。東京03自身がメンバーを選んだわけではないが、コントにこだわりのある「東京03」の名前を冠する寄席ともなれば、出演するコント師たちも気合い十分。

同時刻、裏ではしもきた空間リバティで「磁石寄席」も開催されていた。このように芸人の名前を冠した「寄席」がいくつか企画されているのも下北沢大興行の特徴である(東京03の角田曰く「空前の寄席ブーム!!」)。

続いてタウンホール地下の小劇場B1に移動し、かもめんたる槙尾らによるインプロとお笑いの融合ライブ「ワラインプロ」を堪能。即興ミュージカルで歌われたラブレターズ溜口のおっぱいソングが心底くだらなくて最高だった。

再びタウンホールに戻ると、テレビ番組化もされた「共感百景」の真っ最中。ライブだとより伝わる司会の劇団ひとりの安定感。この人がいてこそ、芸人とサブカル文化人が無理なく同居できるのだ。初出場のミュージシャン、平賀さち枝の一見初々しそうでいて、その実、肝の据わっている回答がよかった。

その後、書店「B&B」で、K-PROの児島気奈代表と、下北沢大興行の広報でもあるお笑いライター、粟村香織による芸人愛あふれるトークを覗いたりしつつ、この日のトリに選んだのは、北沢タウンホールでの「見たい!ラジオ」。今田耕司とバカリズムによる、ラジオですら放送が危ぶまれそうな生トークに爆笑。

2日目は、小劇場B1の「アンダー5コンテスト」決勝へ。芸歴4年以下の若手芸人たちが、満員の客席を前にそれぞれ渾身のネタをかける。さすが参加180組から勝ち上がった10組のネタはいずれもスベリ知らずで、大会サポーターの土田晃之も「全員、面白かった」と太鼓判を押すほど。優勝を飾ったのは大黒天というコンビ。饒舌で前のめりなツッコミの冴える密室コントが抜群だった。

アンダー5の表彰式を見届けて、しもきた空間リバティへ。「三四郎寄席」には先ほどアンダー5に出場していたフルパワーズとあっぱれ!も出演者に名を連ねている。浜口浜村の漫才終わりで滑り込んできた2組が、三四郎の2人から「で、結果どうだったの?」と発表をうながされる、このスピード感というか臨場感もフェスならではのもの。

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