logo_s

杉並、朝鮮、原宿。ぬいぐるみと辿るルーツ:作品集『TROPHY』刊行 キムソンへ インタビュー

  • twitter
  • facebook
  • instagram
  • contact
杉並、朝鮮、原宿。ぬいぐるみと辿るルーツ:作品集『TROPHY』刊行 キムソンへ インタビュー
FEATURE
東京で起こっているハイパーローカルな動向を独自取材し、特集形式でお届け。
2015年11月12日
杉並、朝鮮、原宿。ぬいぐるみと辿るルーツ:作品集『TROPHY』刊行 キムソンへ インタビュー
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
写真_下屋敷和文、取材・文_飯田ネオ
『TROPHY』のその先へ
東京で撮影がしたい

──10年経って、自身で変化を感じるところはありますか?

自分の言葉で作品を説明できるようになってきた部分はありますね。直感的だったり、感覚的だったりするとみんなにわかってもらえない。ちゃんと自分で答えられなくちゃダメだなって。

会場を訪れた友人がくれたぬいぐるみ。

会場を訪れた友人がくれたぬいぐるみ。

──次第にコンセプチュアルになってきてるんですね。今後はどういった作品を手がけていきたいですか?

銭湯で撮影してみてすごく楽しかったんですね。なので、東京のちょっと変わった場所でもっと作品を撮りたいなと思ってます。例えば今回の展示のために作った「Queen of A Teddy Bear for Kaela」は、江戸川区の一之江にある「しれとこ」っていう北海道料理のお店で撮影したんです。クマといえば北海道だろうということで、ヘアメイクのJIROさんに紹介してもらって。木村カエラちゃんに一之江に来ていただいて撮りました。

あああ

大判の写真が鎮座する。撮影はキム氏の夫でフォトグラファーの四十物義輝氏。

カエラちゃんとは雑誌『NYLON』でご一緒したご縁なんですが、かわいいだけじゃなくて凛々しい表情を見せてくれる、ミューズですね。

──東京を舞台に作品が展開できると面白そうですね。

色々計画してます。旦那が「北区にはこんな場所がある」ってたくさん教えてくれるし、私も個人的にあちこちリサーチしていて。東京は街によって全然雰囲気が変わって面白いんですよね。私も東京生まれですし、東京からは離れられないですから。

「Troll Junk Light」

「Troll Junk Light」

──今後の野望というか、夢はありますか?

もっとたくさんの人に見てもらいたいですね。海外でも展示したいですし、そのためにはもっと作らなくちゃと思ってます。今回、個展を開いたらいろんな人から反応をもらって、それがすごく嬉しいんです。

今朝ちょっと思ったのは、オリンピックの五輪、私にオファーが来ないかなって(笑)。おめでたいアイテムでコラージュしたら、きっとかわいいと思うんですよね。これからも、見てくれた人たちが幸せな気持ちになって帰っていくような作品を作りたい。アートで幸せになれる、ということを実践していきたいですね。

_DSC4183

キムソンへ

1982年東京生まれ。国籍は韓国。
織田デザイン専門学校卒業後、デザイン活動を開始。2005年、セレクトショップ〈LOVELESS〉にて展示したシャンデリア作品が注目を集める。それ以降、ぬいぐるみやアメリカン・トイなど既成のアイテムをコラージュする手法を用いた制作を中心に、ショップ空間のディスプレイなども数多く手掛ける。「ジャンク・コラージュ」とでも表現できるそれらの作品は、ごちゃごちゃのようでいて奇妙なバランスで統合されており、イノセントな感覚を観る側に呼び起こす。2009年にはサンフランシスコやソウルの美術館などで作品を展示。最近は達磨や招き猫、熊手といった縁起物に注目し、多幸感あふれる作品を発表している。癖のある独特な感性のもと、セレクトショップ〈LOVELESS〉、〈H.P.FRANCE〉他のウィンドウディスプレイやパーソナルオーダーのシャンデリアなどを中心に手がけている。
URL:www.kimsonghe.com

1 2 3

関連記事

FEATURE

  • コミュニティを紡ぐ、新しい“図書館”
    2019年4月23日
  • “アングラ”再訪 #1紅テント 座長代行と看板女優...
    2019年2月1日
  • シモキタの書店が挑み続ける“これからの街の本屋”の...
    2017年12月25日
  • 京島でおそらく初(?)のブックマーケット 「Sum...
    2017年11月24日
  • もつ焼きの聖地にタワマンは必要か? 東京R不動産・...
    2017年11月3日

RANKING

  • no.1
    大学堂ラストラン!東京下町の移動アイスクリーム&ホットドック屋が41年...
  • no.2
    コミュニティを紡ぐ、新しい“図書館”
  • no.3
    〈フォトレポート〉白熱の西浅草 平成29年浅草神社例大祭「三社祭」
  • no.4
    吉原で知る日本の性風俗史 “お歯黒どぶ”の縁でカストリ書房が伝えたい...
  • no.5
    天才司会者・もんちゃんの妙技。蒲田のパブ「オアシス」が日本一の理由
PAGE TOP