中央区銀座の銀座第7ビルギャラリーでフランス人アーティスト、アートディレクターである、ミカエル・カイユ氏の日本初個展「Cadavre Exquis」が開催される。会期は2018年1月10日(水)から1月13日(土)まで。

Michaël Cailloux 「Cadavre Exquis」展示プレスリリースより
ミカエル氏は1975年にフランス・パリで生まれ、幼少期から昆虫や美しい植物に興味を持ち影響を受けてきたという。絵を描いていた母親の影響から多くの絵を描いて育ったミカエル氏は、ジュエリーやエッチング作品を数多く発表。パリでは精力的に個展を行いながら、数々の有名メゾンとのコラボレーションでも話題となり、多くのファンを獲得しているアーティストだ。

Michaël Cailloux 「Cadavre Exquis」展示プレスリリースより

Michaël Cailloux 「Cadavre Exquis」展示プレスリリースより
ミカエル氏は独自の手法で製作した銅版作品を「Wall Jewelry」と名付けている。ノミや糸鋸を使ってデザインを切り抜き、彫刻を施す。制作過程でエッチングを作り、「世界にひとつ」の作品を仕上げていく。ミカエル氏は「Wall Jewelry」を、お守りや縁起物といった存在になるよう美しく、縁起の良いモチーフから選んでいる。本展では「Wall Jewelry」の銅版作品やエッチング、デザインコレクションを展示するという。

Michaël Cailloux 「Cadavre Exquis」展示プレスリリースより

Michaël Cailloux 「Cadavre Exquis」展示プレスリリースより
本展のテーマとなる「Cadavre Exquis」(カダブレスキー)とは「優美な屍骸」という意味を持つ、シュルレアリスムにおける作品の共同制作の手法のこと。他人がどのようなものを制作しているかを知ることなく、自身のパートだけを制作するという手法を用い、最後に全体を見て予測不能な仕上がりを楽しむというもので、文章や詩・絵画などで行われる。

Michaël Cailloux 「Cadavre Exquis」展示プレスリリースより

Michaël Cailloux 「Cadavre Exquis」展示プレスリリースより
他人が何を作るか解らない中、ひとつのものを共同作業し予想外の出来上がりを楽しむ。それは「異なるもの」と関わり、新たなものを生みだすことに似ている。ミカエル氏が作り出す、ちょっと愉快な“カダブレスキー”の世界を楽しんでみてはいかがだろうか。
Cadavre Exquis
会期:2018年1月10日(水)〜1月13日(土)
会場:銀座第7ビルギャラリー
場所:中央区銀座7-10−16
時間:11:00〜18:00
料金:無料
URL:http://www.mca-mcae.co.jp/gallery.html
主催・問い合わせ:IRENE(イレーヌ) https://irene.official.ec/
協賛:ヴランケン ポメリー ジャパン株式会社 http://www.vranken-japan.co.jp/
[関連イベント]
◼︎PRESS DAY&オープニングレセプション
日程:2018年1月9日(火)
時間:14:00〜18:00 (オープニングレセプションは15:00〜)
◼︎一般招待日
日程:2018年1月10日(水)
時間:11:00〜18:00
※作家来場日のため、招待制。希望者はイベントページ(https://irene.official.ec/blog/2017/12/02/221758)を確認。
※同伴者入場可能
ミカエル・カイユ氏は上記の1月9日(火)、1月10日(水)に来場
[プロフィール]
■Michaël Cailloux (ミカエル・カイユ)
アーティスト / 「Paris École Supérieure d’ Art Conte」アートディレクター
1975年生 パリ在住
1998年 パリ École Duperré 卒業
主な活動として、「BACCARAT」クリスタルベース・カラーグラス、「VAN CLEEF & ARPELS」パフュームケース、「CARTIER」 のウインドディスプレイなど世界的ブランドでの装飾デザインを手がける。
公式ウェブサイト:https://www.michaelcailloux.com/