渋谷区神宮前のMAHO KUBOTA GALLERYで、ブルックリンを拠点とするアメリカ人アーティスト、ブライアン・アルフレッド氏の新作個展「テクノガーデン」が開催されている。会期は2017年10月5日(木)まで。

「Techno Garden」(2017年、animation still)
ペインティング、コラージュ、アニメーション映像といった複数のメディアによって現代社会を表現しているブライアン・アルフレッド氏。アメリカの伝統的なペインターたちの影響を受けてきた一方で、その作風からは、日本の浮世絵やポップカルチャーとの親和性も感じられる。日本では2011年の文化庁メディア芸術祭、アート部門で優秀賞を受賞。2015年より運行されている現美新幹線内では映像アニメーション作品を発表している。

「NIGHT SHADES」(2017年、acrylic on canvas)
本展は大小の新作ペインティングとともに、映像アニメーション作品で構成される。展覧会タイトルと同タイトルとなる映像作品「テクノガーデン」は、ゴーストリー・レコーズ所属のアメリカ人ミュージシャン、ローガン・タカハシの音楽とのコラボレーション作品となる。

「CABLE」(2017年, acrylic on canvas)
オフィスビルの風景、高速道路や絡まったコンピュータケーブル、夕焼けや森林火災、高架道路のイメージなど、科学と自然が複雑な均衡を保つ様をペイント作品として発表しているブライアン・アルフレッド氏。時にはカタストロフィー的な視点から、時にはなにげない日常へのまなざしから、この世界の”リアリティ”を丹念に描き出した完全新作を見に、是非足を運んで見て欲しい。
ブライアン・アルフレッド展「テクノガーデン」
会期:2017年9月1日(金)~10月5日(木)
時間:12:00〜19:00
会場:MAHO KUBOTA GALLERY
場所:渋谷区神宮前 2-4-7 1F
問い合わせ:03-6434-7716
URL:https://www.mahokubota.com/ja/
[プロフィール]
■ブライアン・アルフレッド
1974年ピッツバーグ生まれ。ブライアン・アルフレッドの作品には私たちを取り巻く世界の現状が強く反映されている。紛争や社会の混乱の問題から、自然の風景の美しさまで、そして相反するその二つの間にあるすべてを扱いながらアルフレッドの興味は、私たち社会を生きる人々がいかにして、あるいはどんな環境に身をおいているからこそ私たち自身であるかということ注がれている。アルフレッドはペインティング、コラージュ、アニメーション映像といった複数のメディアによって現代社会を表現している。エドワード・ホッパーやチャールズ・シーラーのようなアメリカの伝統的なペインターの影響を受ける一方、日本の浮世絵やポップカルチャーとの親和性も感じられる。アルフレッドの作品は世界各国の美術館やギャラリーで展示されており、同様にアニメーション映像も国際的な映像祭等で発表されている。グッゲンハイム美術館、ホイットニー美術館、サンフランシスコ近代美術館、デンバー美術館等多数の美術館に作品が収蔵されているほか、日本では2011年の文化庁メディア芸術祭のアート部門で優秀賞を受賞、2015年より運行されている現美新幹線内でも映像アニメーション作品を発表している。