北区田端にあるギャラリー「WISH LESS gallery」で、国内外で高い評価を集め、Beckなど様々なアーティストのミュージックビデオを手掛けてきたアーティスト、Mumbleboy氏の個展「DANCE by CHANCE」が開催されている。会期は2017年7月16日(日)まで。
1998~2002年頃にインターネット上で流行したソフト「Flash」を駆使したアニメーションによるPV作品を多数制作してきたハナダキンヤことMumbleboy氏。神奈川県の横浜出身で、13歳で渡米後、ニューヨークを拠点に、Beckやトクマルシューゴ、Momusといった様々なミュージシャンのミュージックビデオを制作してきた。コミカルなアニメ作品が世界中で高く評価されている。
本展では、アニメーション作品だけではなく、まるで画面から飛び出して来たかのようなダンサブルな表現を施された立体作品なども一挙に公開されるとのことだ。氏が表現する動きから放たれるエモーショナルなメッセージを是非体感してほしい。
本展に寄せたMumbleboy氏のコメントは以下
ダンスとは何なのでしょう?人間が体で不思議な動きをするだけの事に何故我々は感情を抱くのでしょう?
ビジュアル・アートも色や形が偶然に組み合わされる事を応用します。私は無関係と思われるこれらを組み合わせて未だかつてなかった存在を生み出しました。
ー Mumbleboy
DANCE by CHANCE
会期:2017年6月4日(土)~7月16日(日)
時間:木金 16:00~21:00/土日 12:00~19:00 (最終日18時終了)
休廊日:月~水 休み
会場:WISH LESS gallery
場所:北区田端5-12-10
URL:https://wish-less.com/
問い合わせ:03-5775-0825
[プロフィール]
■Mumbleboy/マンブルボーイ(本名:ハナダキンヤ)
神奈川県横浜市生まれ13才の時、親の仕事の都合で渡米。Rhode Island School of Design修士課程後、New Yorkに拠点を移し、Mumbleboyという名で活動を開始。
当時インターネット初期におけるサイトでフラッシュアニメーションを発表。同時にオリジナルキャラクターグッズ(プラッシュドールやTシャツ等)の販売も行う。フラッシュアニメーションを通じて映画祭(ロッテルダム国際映画祭やサンダンス映画祭)への招待やNYグランドセントラル駅での作品投映やミュージアム・オブ・ムービング・イメージでのインタラクティブ作品発表など様々な活動をする。音楽のライブやイベント(Transmediale FestivalやPictoplasma Festivalなど)でのVJ活動やミュージシャンのPV(Beck、Solex、O.Lamm、トクマルシューゴ、Momusなど)制作も行う。
約30年在米の後、帰国し在住先の神奈川県藤沢市を中心にアート展示活動を行う。
www.flickr.com/photos/mumblion