渋谷区道玄坂のBunkamura ザ・ミュージアムで、ソール・ライター氏の日本初の回顧展となる「写真家 ソール・ライター展」が開催される。会期は2017年4月29日(土・祝)から6月25日(日)まで。

ソール・ライター ≪雪≫ 1960年 ソール・ライター財団蔵 ⒸSaul Leiter Estate(公式サイトより)
ソール・ライター氏は、1950年代からニューヨークの第一線で活躍した写真家。ファッション・カメラマンとして活動を続けていたが、58歳になった年に自らのスタジオを閉鎖して商業写真から退き、突如世間から姿を消したことで「伝説の写真家」とも評された。ライター氏が写真界で再び脚光を浴びるきっかけとなったのが、2006年にドイツのシュタイデル社によって出版された作品集『Early Color』。この新たな発表は大きなセンセーションとなり、その後、展覧会開催や出版が相次ぐこととなった。

ソール・ライター ≪タクシー≫ 1957年 ソール・ライター財団蔵 ⒸSaul Leiter Estate(公式サイトより)
本展は、ニューヨークのソール・ライター財団の全面的な協力を得て、同財団所蔵の写真作品(モノクロ、カラー)、絵画作品、その他貴重な資料200点あまりを一堂に集め、ライター氏の創造の秘密に迫る日本初の回顧展となる。

ソール・ライター ≪足跡≫ 1950年頃 ソール・ライター財団蔵 ⒸSaul Leiter Estate(公式サイトより)
また、Bunkamura ル・シネマでは彼の生涯を追ったドキュメンタリー映画「写真家 ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」を同時期に上映予定(詳細は今後公式HPにて公開予定)。ライター氏の作品に表現された、日常では見逃してしまう些細な風景の中にある「美」の存在。そして「美」の発見によってそれぞれが生きる姿勢を変えることもできるというメッセージをぜひ感じてほしい。

「57丁目で撮影するソール・ライター」(撮影:マーギット・アーブ) ⒸSaul Leiter Estate(公式サイトより)
ニューヨークが生んだ伝説 写真家 ソール・ライター展
会期:2017年4月29日(土・祝)〜2017年6月25日(日)
時間:10:00〜18:00(最終入場時間 17:30)
※毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
休廊日:5月9日(火)、6月6日(火)
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
場所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1
料金:一般 1,400(1,200)円、大学・高校生 1,000(800)円、中学・小学生 700(500)円
※()内は前売り及び20名以上の団体料金。団体の場合は電話で事前予約(03-3477-9413)。
※学生券を購入場合は、学生証提示。(小学生は除く)
※障害者手帳の提示で割引料金あり。詳細は窓口で。
URL: http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/17_saulleiter.html
問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
主催:Bunkamura
協力:ソール・ライター財団、ニューヨーク市観光局、データ航空、富士フイルムイメージングシステム
後援:J-WAVE
企画協力:コンタクト