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雑誌『ビックリハウス』や寺山修司との劇団「天井桟敷」など、多ジャンルを横断した活動を振り返る ギンザ・グラフィック・ギャラリーで「榎本了壱コーカイ記」(中央区)

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2016年11月11日〜2016年12月24日 中央区
雑誌『ビックリハウス』や寺山修司との劇団「天井桟敷」など、多ジャンルを横断した活動を振り返る ギンザ・グラフィック・ギャラリーで「榎本了壱コーカイ記」(中央区)
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文_編集部

アートディレクター・榎本了壱氏の個展「榎本了壱コーカイ記」が、ギンザ・グラフィック・ギャラリーにて開催されている。会期は2016年12月24日(土)まで。

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澁澤龍彦『高丘親王航海記』図絵 儒艮(2016)

1947年東京生まれの榎本了壱氏は、クリエイティブ・ディレクター、プロデューサー、デザイナーとして多面的に活躍してきた。本展は、アート、デザイン、演劇、雑誌編集、公募展企画と多ジャンルに渡る榎本氏の活動を振り返るもの。

澁澤龍彦の遺作『高丘親王航海記』から着想したカリグラフィや絵画作品をはじめ、サブカルチャー誌「ビックリハウス」、新しいクリエイターの発掘を試みた「日本グラフィック展」など、70年代〜80年代の仕事の数々を展示。また、寺山修司との劇団「天井棧敷」の活動や、勅使川原三郎のダンスポスター等グラフィックデザイナーとしての仕事、そして膨大な量のアイディア・ノート『脳業手技』など、榎本氏の魅力がぎっしり詰まった展示となっている。

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『季刊地下劇場』第2号ポスター(1969)

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天井桟敷ヨーロッパ公演ポスター(1971)

12歳の時、小学校の卒業文集の表紙コンペで私の作品が選ばれた。これが、私がデザインの海に漕ぎ出る発端だろうか。16歳の時、二科展商業美術部門に入選した。「たむとん号の旅」という架空の船の冒険童話のポスターだった。いよいよデザインの海に漕ぎ出さねばと、憧れの粟津潔先生のいるムサビに入った。大学生になって上梓した詩集「粘液質王国」に、「七千夜の航海」という詩がある。私は生きていることが航海だと思っていた。最近、以前に読んでいた澁澤龍彦さんの「高丘親王航海記」を3年もかかって書写した。「航海記」から再び一つの啓示を与えられた。長くアドヴァタイジングで沸騰していたグラフィックデザインの海は、海底火山に煽られるように熱かった。けれども私には、60年代、70年代の、デザインの新鉱脈探しに奮闘した「実験の時代」のデザインの海の方が、さらに熱く感じる。見れば今のデザインの海は、星座を読むロマンティストより、海図が読めるタフな船乗りじゃないと航海が難しい、私にとっては荒れ模様の波浪注意報。そんな海へ冒険に出る、若きチャレンジャー達にエールを送るためにも、我がカイコ的「コーカイ記」を、早急に展じなければならないだろう。
(榎本了壱氏、同展WEBページより)

12月2日(金)には、榎本氏、浅葉克己氏、日比野克彦氏によるギャラリートークを開催予定(フォームからの事前申込が必要)。また、毎週土曜日の14:00から15:00のあいだ、榎本氏による申込不要の作品解説ガイドも実施されている。

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