画家・小林正人氏の個展「Thrice Upon A Time」が、港区六本木のシュウゴアーツにて開催されている。会期は2016年12月4日(日)まで。

小林正人 Unnamed #56 2016 Photo by Shizuka Kobayashi ©Masato Kobayashi(展示会WEBページより)
1957年東京生まれの画家・小林正人氏は、日本各地をはじめ、ベルギーを拠点に欧州でも個展を開くなど、世界的に活躍する現代画家。伝説的キュレーターのヤン・フート氏に誘われ渡欧した先で、作品を床に置き立て掛けるという、絵画の掟を破る展示を披露。蔡国強やKris Martin、Sislej Xhafaといった名だたるアーティストにその独創性を認められたという。
Masato KOBAYASHI in his studio j from ShugoArts on Vimeo.
会場となるのは、六本木の「complex665」に移転した、シュウゴアーツの新スペース。シュウゴアーツが「絵画における最大の冒険者」と評する小林氏が、記念すべきギャラリー移転のオープニングを飾る。
「昔々」の三乗に当たるThrice Upon A Timeと銘打たれた本展。開催にあたっては、小林氏が以下のコメントを寄せている。
Thrice Upon A Time
美しい光は理屈抜きに喜びなんだけど、、クソみたいなもんにgive pleasure される事があるんだよね。
ビューティフルっていうのは物や人の外観のクオリティーだけじゃないからさ。。
クソみたいな物や人間のなかにある、或るクオリティーがやたらビューティフルだって事はよくあるだろ。デュシャンの便器とか、ウオーホル、ゴッホ、カラヴァッジョ、ムラカミ、みんなそうなんじゃない?だってアートは物の優劣じゃない。だから紙一重なんだよねー。おれの理想卿はいっつもボーダーの辺。非道い絵、つまり道に非ず!『美しい絵とひどい絵』それらが絵の星の家族に思えて、家族みたいに一緒くたに住んでる、っていうか壁に掛かっていたり外れていたり床に置いてあったり、天使も空も林檎もヌードも抽象画も、、星の欠片みたいなのも、、 FAMILY、、絵の家族だよね、、、。美と糞のボーダーに建ってる絵の家族の小屋、、その原っぱに馬が居たんだ。笑。
Once upon a time,, Twice upon a time,,,Thrice upon a time,,,,,,,,,,そこにいたカウボーイカウガール。
小林正人
鞆の浦のアトリエにて 2016年8月
(シュウゴアーツ 展覧会WEBページより)
Thrice Upon A Time
会期:2016年10月21日(金)~12月4日(日)
休廊日:月祝
時間:12:00-18:00
会場:シュウゴアーツ
場所:港区六本木6-5-24 complex665 2F
URL:http://shugoarts.com/news/141/