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128カ国5,775人から選ばれた41人の報道写真 東京都写真美術館で「世界報道写真展2016」(目黒区)

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2016年9月3日〜2016年10月23日 目黒区
128カ国5,775人から選ばれた41人の報道写真 東京都写真美術館で「世界報道写真展2016」(目黒区)
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文_編集部

目黒区三田の東京都写真美術館で「世界報道写真展2016」が開催されている。会期は2016年9月3日(土)から10月23日(日)まで。

「世界報道写真展2016」公式サイトより

 「世界報道写真展2016」公式サイトより

「世界報道写真展2016」公式サイトより

「世界報道写真展」は、ドキュメンタリー写真、報道写真を対象に、1956年から始まった展覧会。前年の1955年にオランダのアムステルダムで「世界報道写真財団」が発足したことをきっかけにスタートした。

展示される写真は、毎年1月から2月にかけて行われる「世界報道写真コンテスト」での入賞作品。前年に撮影された写真を国際審査員団が厳正に審査し、入賞すると世界45カ国、約100会場で行われる本展で展示される。約350万人以上が会場に足を運ぶ世界最大規模の写真展だ。

今年の「第59回 世界報道写真コンテスト」では、128の国と地域から5,775人のプロの写真家たちが合計8万2,951点の作品を寄せた。今年の会場には、そこから選ばれた41人の作品が並んでいる。

「世界報道写真展2016」公式サイトより

コンテストの部門は全部で8つあり、それぞれが「単写真(写真1枚)」と「組写真(複数の写真で構成)」とで分かれている。

今年の大賞は本ページトップにある、オーストラリアのウォーレン・リチャードソン氏が撮影した、セルビアとハンガリーの国境を越えようとする難民の男性と子どもを捉えた1枚だ。警備隊に見つかるためフラッシュ撮影ができない月明かりの下、国境の有刺鉄線付きのフェンスができあがる前の、緊迫した様子が伝わってくる。

また「人々」の部では、写真家の小原一真氏が組写真の1位を受賞した。1986年に起きたチェルノブイリ原発事故から30年、いまだに多くの影響が残る現地を取材。原発近くで見つかったという期限切れのフィルムを用いて、悲劇の被害者の一人となった人知れず生きる少女を撮影した。

 「世界報道写真展2016」公式サイトより

「世界報道写真展2016」公式サイトより

また、スポーツや自然など幅広い分野の写真を紹介しているのも本展の魅力だ。グレッグ・ネルソン氏(アメリカ)は、全米大学体育協会(NCAA)男子バスケットボールの決定的瞬間を美しく切り取り、ブレント・スタートン氏(南アフリカ共和国)はチャド共和国での不法な象牙密輸の実態を撮影した。さらに、昨年からは「長期取材」の部が新設され、前年に撮影された写真だけではなく、長期プロジェクトで撮影した作品も展示されている。

 「世界報道写真展2016」公式サイトより

「世界報道写真展2016」公式サイトより

 「世界報道写真展2016」公式サイトより

「世界報道写真展2016」公式サイトより

日本ではすでに6月の京都に始まり、滋賀、大分、福岡、大阪と開催されてきて、今回の東京での開催となる。なお、10月25日(火)からは埼玉での開催が予定されている。世界の写真報道の今を知る、貴重な展覧会だ。

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