渋谷区神宮前にある「VACANT」で、ファッション評論家の平川武治氏によるトークイベント「Le Pli会」が開催される。日程は2016年9月2日(金)。

「Le Pli会」キービジュアル
ゲストに迎えるのは、パリのオートクチュールで自身のコレクションを発表した、ファッションデザイナーの中里唯馬氏。2004年にアントワープ王立アカデミーを卒業し、2008年、2009年と、2年連続で欧州最大の学生コンテストのインターナショナル・タレント・サポート(ITS)に出場。YKK賞を獲得した。
2011年に米雑誌「V MAGAZINE」の世界の新人クリエイター特集に選出され、2014年には映画「ルパン三世」実写版の衣装を担当。2015年には宮本亜門の舞台「SUPERLOSERZ(スーパールーザーズ)」の衣裳を手がけたほか、EXILE、ブラック・アイド・ピーズ、レディ・ガガなど、国内外のアーティストの衣裳も多く手掛けている。
本イベントでは、平川氏と中里氏による貴重なトークが展開される。両名が好きな方、ファッションに興味がある方、さらに深い視点からファッションについて考えたい方、見識を深めたい方など、ファッションが気になる様々な層におすすめのイベントだ。
なお、以下は平川氏が本イベントに寄せたメッセージとなっている。ぜひご一読のうえ、現場へ足を運んでもらいたい。
三伏の候のごあいさつ。
みなさま、お元気で今年の酷暑を
お愉しみになりましたでしょうか?
既に、半年はご無沙汰をしてしまっていた、
この原宿VACANTでのLe Pli会を開催させていただきます。僕はと申しますと、
初夏の宵に慌てふためいた結果、
路上で膝の皿を割ってしまうという久し振りに、
僕にはちょっとした出来事がありました。
お陰で、暫くは動きも取れずその後も、杖に厄介になる日々を
2ヶ月半ほど過ごしておりました。
が、今ではたくさんのお気遣いで回復へ、
そして、巴里からも帰国し再び、鎌倉で潜む生活を営んでおります。今回の会では
僕の近況とそこから色々考えていたことをやはり、
”モード”の立ち居場所からこれだけはお話をした方が良いだろうと言う事のいろいろ、
そして、みなさまからのご質問とともに
この残暑を忘れる迄の豊饒な時間をと考えております。
よろしく、ご期待ください。今回のコンテンツは
マタイ伝から、「あたらしい酒は、あたらしい革袋に」
そして、「あたらしい自由」です。
僕たちは「近代」の次なるを考える時代性が来てしまっています。
何故ならば、ル・コルビジュェがもう、既に、”世界遺産”になってしまったからです。相安相忘、平川武治
原宿VACANT-Le Pli会
日時;2016年9月2日
時間:開場 18:30~、開演 19:00〜
会費:一般 2000円、学生 1700円 ※休憩時にお茶とお菓子付き。
予約:info@takashiogami.com
※件名を「Le Pli」とし、名前・人数・ご連絡先を明記の上、上記のアドレスまでメールを送付。
URL:http://www.vacant.vc/single-post/2016/08/23/Le-Pli
〈プロフィール〉
■平川武治
1945年大阪生まれ。72年渡仏。73年からロンドン在住。帰国後、建築史を学んだ後、上京し、アパレルに就職。現在、フリーランスでモードの評論をパリと東京で行う。
■中里唯馬
1985年東京生まれ。2004年アントワープ王立アカデミー出身。08年09年と2年連続で欧州最大の学生コンテストのインターナショナル・タレント・サポート(ITS)に出場し、YKK賞を獲得。11年に米雑誌「V MAGAZINE」の世界の新人クリエイター特集に選出。14年映画「ルパン三世」実写版、15年には宮本亜門の舞台「SUPERLOSERZ(スーパールーザーズ)」の衣裳のほか、エグザイル、ブラック・アイド・ピーズ、レディ・ガガなど国内外のアーティストの衣裳も多く手掛ける
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