東京の街で今生きている人の動作や表情を一瞬で捉え、次々と線を描きだしていくイラストレーター、永沢まこと。1980年代のニューヨークから現在の東京まで、40年に渡って都市と人物を描き続けてきた。そんな永沢の描いた都市に生きる人物の作品を展示する「永沢まこと都市画展」が、武蔵野市立吉祥寺美術館にて開催中。会期は8月1(土)〜8月31日(日)。
本展のタイトルでもある 「都市画」は 、類まれな人間観察力とおびただしいスケッチの変遷を経て辿り着いた、“街の今”を捉える、いわば永沢まこと監修のドキュメンタリー。1978年から8年間のニューヨーク在住時代に確立した、明るくスピード感のあるスケッチ・スタイルで、各国の都市に生きる人々がコミカルかつ生々しく描かれる。
自身も特別な親しみを感じるという吉祥寺の街を約3年の歳月をかけて描いた「吉祥寺駅前Ⅰ~Ⅳ」は、4点をつなげると180度のパノラマが展開する大がかりな作品で、本展の目玉のひとつ。
加えて、「吉祥寺駅前Ⅰ~Ⅳ」が完成するまでの工程展示(コピー)や、初公開のクロッキー帳、文庫本サイズのスケッチブックも多数紹介されている。
永沢まこと都市画展 街の今を描く、ヒトを描く。
日時:2015年8月1日(土)〜8月30日(日)(8月26日休館)
時間:10:00〜19:30
会場:武蔵野市立吉祥寺美術館
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-16 FFビル7F
入館料:100円(小学生以下、65歳以上無料)
問い合わせ:0422-22-0385
URL:http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/exhibitioninfo/