パリ出身のアーティスト、ピエール・ユイグによる展示会「Untilled Host」が、表参道の「エスパス ルイ・ヴィトン東京」にて開催中。会期は2017年1月9日(日)まで。

©ADAGP, PARIS 2016 FOR THE WORK OF THE ARTIST. PHOTO OLA RINDAL.
本展は20世紀の作品を扱う芸術機関「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」がキュレーションを担う「Hors-les-murs(壁を越えて)」プロジェクトの一環として企画されたもの。この「Hors-les-murs」は、これまでに公開されてこなかったフォンダシオンの所蔵品をミュンヘン、ヴェネツィア、北京、東京の「エスパス ルイ・ヴィトン」にて紹介することで、国際的なプロジェクトを実現し、より多くの人々に開かれた活動を展開していくことを目的としている。
1962年にパリで生まれたピエール・ユイグは、アートの国際的シーンにおける重要な存在だ。パリの国立装飾美術学校を修了後、世界各地で数々の個展を開催し、2002年にヒューゴ・ボス賞を受賞。2001年にはフランス代表としてヴェネツィア・ビエンナーレに出展、審査員特別賞を受賞している。

『A Way in Untilled』(2012年/映像/カラー/音声/14分) Courtesy Fondation Louis Vuitton ©ADAGP, Paris 2016

『The Host and the Cloud』(2009-2010年/映像/カラー/音声/2時間1分30秒) Courtesy Fondation Louis Vuitton ©ADAGP, Paris 2016 for the work of the artist. Photo Ola Rindal
本エキシビションでは、「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」のコレクションから、ピエール・ユイグによる2つの映像作品、『The Host and the Cloud』(2009-2010年)と『A Way in Untilled(未耕作地の場景)』(2012年)を紹介する。
フォンダシオンは数多くのユイグの作品を所蔵しているが、本エキシビションでは、ユイグとフォンダシオンの綿密な協力により選び抜かれた2つの作品の紹介が実現。世界が注目する、現実とフィクションの間を行き交う不思議な映像世界を体感しにいこう。
Untilled Host
会期:2016年6月25日(土)〜2017年1月9日(日)
会場:エスパス ルイ・ヴィトン東京
開場時間:12:00〜20:00
場所:渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル7階
料金:入場無料
URL:http://www.espacelouisvuittontokyo.com/ja/