1956年に前身となる「人世坐」としての開館以降、池袋で多くの映画ファンを魅了してきた池袋・新文芸坐。特徴的なプログラムに定評のある同館にて、戦後70年を迎える今年、戦争関連映画を集めた特集上映企画が行われている。
3部構成からなり、合計60本以上の戦争関連映画を一挙に上映するこの企画。7月26日から開始された第1部「戦後日本の歩み」では、「戦争責任を考える」や「貧困と差別の淵から」などの11のテーマごとに新旧を織り交ぜた24作品を上映。
戦後日本のメディア環境やジャーナリズムを基礎づけた大宅壮一原作、岡本喜八監督作品の『日本のいちばん長い日』や、連続射殺魔・永山則夫をモデルに新藤兼人監督がメガホンを取った『裸の十九才』などの名作から、若松孝二監督『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』、山下敦弘監督『マイ・バック・ページ』など近年の話題作などを観ることができる。
上映は2本立てで行われ、一般は1,300円、学生はなんと500円で鑑賞が可能。9月上旬開催の第3部まで続くこの企画で、観客それぞれが映画を通して「戦争」を捉えなおすことができそうだ。
池袋新文芸坐・戦後70年企画
第1部
日時:7月26日(日)〜8月8日(土)
第2部
日時:8月12日(水)〜8月25日(火)
第3部
日時:9月上旬
会場:池袋新文芸坐
料金:一般 1,300円 学生 500円 友の会・シニア 1,050円 ラスト1本850円(友の会・シニア 800円)
※上映は2本立てで行われる
URL:http://www.shin-bungeiza.com/program.html