2016年6月24日〜2016年7月17日 渋谷区
気鋭のアーティスト角文平が描く地球の“今” アートフロントギャラリーで「Proto-Planet」(渋谷区)
文_編集部
アーティスト・角文平氏の個展「Proto-Planet」が、渋谷区猿楽町のアートフロントギャラリーにて開催されている。会期は2016年7月17日(日)まで。
2002年に武蔵野美術大学を卒業して以来、東京を中心に活動を続ける角氏。身近にある、ありふれた材料をパズルのように組み合わせることで、本来の物が持つ機能や意味をずらし、新たな意味を生じさせることを試みている。
今回の個展タイトル「Proto-Planet」は原始惑星を意味する。星が生まれた最初の姿を「原始惑星」と呼ぶことに沿って考えるとき、現在の地球の姿は、いわば未来のこの惑星の「原始」の姿になるのだろう、との思いからつけられたという。

展覧会公式WEBサイトより。「動く地層」をイメージしているという。
テクノロジーに支えられて利便性が増した私たちの生活と、結果的にもたらされている環境破壊などすべてをひっくるめた現在の有様が、もはやこの地球にとっての「自然」な状態であり、ここから未来を考えるしかないのだろう、と考える角氏。この星の姿を見つめなおすきっかけを与えてくれる展示となりそうだ。
角文平 Proto-Planet
会期:2016年6月24日(金)~7月17日(日)
時間:11:00~19:00
会場:アートフロントギャラリー
場所:渋谷区猿楽町29-18 ヒルサイドテラスA棟
休廊:月
料金:入場無料
URL:http://www.artfrontgallery.com/exhibition/archive/2016_06/3064.html