港区六本木にある六本木ヒルズ展望台東京シティビューで「ジブリの大博覧会」が開催される。会期は2016年7月7日(木)から9月11日(日)まで。

「ジブリの大博覧会」キービジュアル。キャッチコピーには「すべては、この1枚から始まった。」。 ©風の谷のナウシカ© 1984 Studio Ghibli・H
1984年、『風の谷のナウシカ』を制作したアニメ会社「トップクラフト」。その会社組織を改組する形で、「スタジオジブリ」は1985年に設立された。翌年から『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便』と次々とヒット作を世に送り出し、宮崎駿が「サハラ砂漠に吹く熱風(=ghibli)」をもとに命名した「ジブリ」の文字は、瞬く間に日本のアニメ界を代表する名前となった。
本展では、30年にわたるスタジオジブリの歴史を余すことなく堪能できる。まず「ジブリの大博覧会展」ではこれまでのジブリ作品がどのように世に出ていったのか、さまざまな試行錯誤から生み出された宣伝の軌跡を、膨大な未公開資料とともに読み解く。それぞれの作品の公開当時が鮮やかに蘇る、ジブリのもう一つの物語を知ることができる。

会場内の様子 ©Studio Ghibli
そして、スタジオジブリ作品のイメージのひとつ、「空への憧れ」を表現した初公開の特別企画「スタジオジブリ空とぶ飛行機展」。ここでは海抜250mに位置する会場を活かし、天空からの眺望をバックにスタジオジブリと展望台東京シティビューとのコラボ展示を楽しめるという。

スカイビューからの眺め。(公式サイトより)
「レッドタートルある島の物語展」では、スタジオジブリ最新作となる『レッドタートル』をメインに展開する。『岸辺のふたり』で米国アカデミー賞短編アニメーション映画賞を受賞し、 数々の作品で高い評価を得たフランスのマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督による長編作品だ。

スタジオジブリ最新作『レッドタートル』2016年9月17日(土)全国公開(東宝公式サイト)
会場では大博覧会限定のオリジナルグッズも多数販売される。また、過去作品のジブリグッズも勢揃いするという。
「ジブリの大博覧会」は7月初旬からひと夏をかけて展示される。ジブリ映画といえば夏。空の高いこの季節に、六本木上空でジブリの世界を堪能したい。
ジブリの大博覧会
〜ナウシカから最新作「レッドタートル」まで〜
会期:2016年7月7日(木)〜9月11日(日)※会期中無休
時間:10:00~22:00(最終入場 21:30)※営業時間は変更になる可能性も
会場:六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー内スカイギャラリー
場所:港区六本木6-10-1
入場料:一般 2,300 円、高校・大学生 1,700 円、4 歳~中学生 1,100 円、シニア(65 歳以上)2,000 円
※通常前売券は当日券から100 円引
※他にも平日や夜にお得なチケットも発売
※前売券はローソンチケットで購入可。
問い合わせ:03-6406-6652(六本木ヒルズ展望台東京シティビュー)
URL:http://www.roppongihills.com/tcv/jp/ghibli-expo/
主催:東京シティビュー
企画制作協力:スタジオジブリ、三鷹の森ジブリ美術館