少女漫画家・萩尾望都氏のSF作品を中心に原画を展示する「萩尾望都SF原画展 宇宙にあそび、異世界にはばたく」が、吉祥寺の武蔵野市立吉祥寺美術館にて開催される。会期は2016年4月9日(土)から5月29日(日)まで。

『11人いる!』©萩尾望都/小学館
1969年に『ルルとミミ』でデビュー以降、『ポーの一族』や『トーマの心臓』など不朽の名作を生み、幅広いジャンルを手掛けてきた萩尾望都。竹宮惠子や大島弓子など同時期に人気を集めた漫画家らとともに「花の24年組」と呼ばれ、1970年代の少女漫画黄金期を築いた大御所のひとりだ。
1975年に発表された『11人いる!』は、従来の少女漫画では例をみない本格的SF作品として、その華麗なる登場が当時の漫画界に衝撃を与えた。以後、『百億の昼と千億の夜』(原作:光瀬龍)、『スター・レッド』、『マージナル』、『バルバラ異界』などの名作を世に送り出し、今も多くのファンを魅了し続けている。

『百億の昼と千億の夜』©萩尾望都/秋田書店

『モザイク・ラセン』©萩尾望都/秋田書店
本展では、日本の少女漫画史におけるSFの黎明期を担った萩尾望都のカラーイラストレーション、コミック生原稿など、200点を超えるSF原画が大集合。惑星に魅入られた奇跡の漫画家・萩尾望都が描いた星々がきらめく、夢の展示空間が実現する。
萩尾望都SF原画展 宇宙にあそび、異世界にはばたく
期間:2016年4月9日(土)~5月29日(日)
時間:10:00~19:00(入館は16:30まで)
休館日:毎月最終水曜日(5月4日は開館)
会場:武蔵野市立吉祥寺美術館
場所:武蔵野市吉祥寺本町1-8-16 FFビル7階
料金:100円
(小学生以下、65歳以上・障害者は無料)
主催:武蔵野市立吉祥寺美術館
協力:河出書房新社
URL:http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/exhibitioninfo/2016/02/post-138.html