渋谷区神宮前のギャラリー「TAMBOURIN GALLERY」で、自身4年ぶりとなるJUN OSON氏の個展「BESIDE」が開催される。会期は2016年4月26日(火)から5月8日(日)まで。

「BESIDE」キービジュアル
NHK『あはれ!名作くん』や東海テレビ『かよえ!チュー学』などのアニメーション、 キリン「のどごしオールライト」スペシャル缶デザインや、グリコ「プリッツ」キャンペーンビジュアル、アパレルブランド「ZUCCa」とのコラボレーションなど、幅広いジャンルにイラストを提供するOSON氏。どんなカテゴリにも馴染むポップなビジュアルは、ただキュートなだけでなくシニカルな要素も併せ持っている。その相反する魅力にファンは多い。
本展では、タイトルでもある「BESIDE」を テーマに、インテリアとして置かれることを想定した、大小のペインティング、シルクスクリーン、立体作品など新作約50点を展示する。本展初公開となる他作家とのコラボレーション作品も多く、陶芸作家・林大作(はやし・だいさく)による マグカップやフラワーベースなどのプロダクト作品、立体作家・田中優太(たなか・ゆうた)によるスマートフォンスタンド、ぶち木工による木工作品などが展示されるという。

ZUCCa とのコラボレーション(2013年 ©JUN OSON)
会場では展示作品のほか、新作の手ぬぐいやハンカチなどのグッズ販売も。4月29日(金・祝)には、OSON氏も在廊するオープニングレセプションが行われる。会期中には関連イベントも行われるそうなので、こちらも楽しみだ。
開催にあたり、OSON氏からコメントが寄せられている。会場を訪れる際にはぜひ一読を。
僕は若手作家の作品をぽつりぽつりと買っているのだが、そこで気がついた。僕はその作品を買うときにまず印象で判断する。コンセプトなどはあまり気にしない。次に判断材料になるのが「側に置いておきたい・飾りたい」という基準なのだ。どんなに好みの絵でも飾りにくいものは買わない。そこで「側に置いておきたい作品」というのを今回の展示のテーマにしようと思いついた。個展のテーマとしてそんなバカげたものがあるだろうか?それは結果であって目的ではないはずで、多くの作家はそれを最優先にはしない。しかしイラストレーターである僕にはピッタリかもしれない。僕は求められている(であろう)事に自分なりの解釈で回答するのが好きなのだ。今回の展示は普段のビビットでカラフルな色合いや人物が大きく描かれる構図は抑え、側に置け、気兼ねなく飾れるような作品を意識して制作した。 – JUN OSON
JUN OSON「BESIDE」
会期:2016年4月26日(火)〜5月8日(日)
会場:TAMBOURIN GALLERY
場所:渋谷区神宮前2-3-24
時間:11:00〜19:00(展示最終日は18:00まで)
休廊:月
URL:http://tambourin-gallery.com/
[関連イベント]
■オープニングレセプション
日程:4月29日(金・祝)
時間:18:00〜20:00