千代田区神田神保町にある「神保町シアター」で、1989年に公開された岡村靖幸氏の主演作『Peach どんなことをしてほしいのぼくに』がレイトショー上映される。期間は2016年2月6日(土)から12日(金)まで。

『Peach どんなことをしてほしいのぼくに』DVDビジュアル ©エピックレコードジャパン
1986年にデビューし、今年で音楽活動30周年記念を迎える岡村氏。1月27日(水)には前作『Me-imi』から11年半を経て制作されたオリジナルアルバム『幸福』を発売。2016年2月8日付けのオリコンウィークリーランキングで3位にランクインした。

『幸福』(SPACE SHOWER MUSIC/3,300円 税込)
近年では映画『モテキ』への楽曲提供や、テレビ『久保みねヒャダ こじらせナイト』の主題歌、雑誌『GINZA』での連載「岡村靖幸 結婚への道」など、岡村氏は多方面に活躍の幅を広げ、デビュー当時を知らない若い世代にも多くのファンを獲得している。

1月27日にオリジナルアルバム『幸福』を発売した岡村靖幸氏。
今回、神保町シアターでは岡村氏のデビュー30周年を記念し、唯一の主演作である『Peach どんなことをしてほしいのぼくに』を35ミリフィルムで特別上映する。ストーリーは東京を舞台にしたボーイ・ミーツ・ガールもの。金山一彦、藤井かほり、戸川純という個性豊かな役者が登場し、劇中には岡村氏の楽曲が随所に使用されている(使用楽曲は「YOUNG Oh! Oh!」「うちあわせ」「友人のふり」「LION HEART」「SUPER GIRL」「はじめて」「ラブ・タンバリン」)。
また、本作が故・坂西伊作監督作品であることにも注目したい。坂西氏はエピックソニーの映像ディレクターとして、岡村氏をはじめ、TM NETWORKやエレファントカシマシ、JUDY AND MARY、真心ブラザーズなどのPVを手がけており、日本におけるプロモーションビデオの原型を作ったひとりといえる人物だ。1988年からテレビ東京で放送されていたエピックソニー制作による音楽番組『eZ』でもほとんどの映像を制作し、PVがお茶の間に認知された黎明期の一端を担った。ドキュメンタリーの質感がある作風は多くのファンを今なお魅了し続けている。
80年代の東京を舞台に、ポップアイコンとしての「岡村靖幸」の姿を映し出す名作。岡村氏本人は公開に寄せて「僕の恥点ですが、懐かしい思い出です」とコメントしている。貴重な作品をスクリーンで鑑賞できるこの機会に、ぜひ神保町を訪れてほしい。
神保町シアター『Peach どんなことをしてほしいのぼくに』
日程:2016年2月6日(土)~12日(金)
会場:神保町シアター
場所:千代田区神田神保町1-23
上映時間:土日祝 20:00~ 平日 21:15~
料金:¥1,200
URL:http://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/program/peach.html
※当日券のみ・整理番号制・自由席定員制(99席)
※各回完全入替制
※当日は、1階チケット売り場にて整理券付き入場券を販売
販売開始/土日祝10:00、平日11:00
※開場は各回10分前を予定
※混雑状況によっては入場できないことも
※販売後の変更、取り消しは不可
※上映開始後20分を過ぎての入場は不可
[作品情報]
監督:坂西伊作
主演、音楽:岡村靖幸
出演:金山一彦、藤井かほり、戸川純
公開:1989年
製作:EPIC/SONY RECORDS
仕様:35mm/カラー/1時間25分
原案:坂西伊作
脚本:松本きょうじ
撮影:夏野大介
美術:黛純一
劇中歌:「YOUNG Oh! Oh!」「うちあわせ」「友人のふり」「LION HEART」「SUPER GIRL」「はじめて」「ラブ・タンバリン」(すべて作詞&作曲:岡村靖幸)All songs taken from albums "YELLOW" "D.A.T.E" "靖幸" available on Epic/Sony Records