新宿区西新宿の東京オペラシティアートギャラリーにて、ベルリン在住のアーティスト、サイモン・フジワラの展示会「サイモン・フジワラ ホワイトデー」が開催されている。期日は2016年3月27日(日)まで。

「レベッカ」2012 Ishikawa Collection, Okayama / photo: Koji Ishii / courtesy of the artist and TARO NASU
現在33歳の若手ながら、優れた現代美術のアーティストに贈られるカルティエ・アワードを受賞、イギリスのテート・セントアイヴスで大規模個展が行なわれるなど、現代美術界でもっとも注目を集めるアーティストのひとりとされるサイモン・フジワラ。日本人の父とイギリス人の母を持つフジワラにとって、本展は自らのルーツのひとつでもある日本での初個展となる。

「驚くべき獣たち」2016 courtesy of the artist and TARO NASU
フジワラの作品では、絵画や立体、映像、ときには他人の制作物まで、さまざまな要素の組み合わせでひとつの場面が創り出されていく。本展は、アートギャラリーの展示室全体が工場の生産ラインとして構成されており、作品の一部は会期中に生産される。現代を生きる私たちにとって「豊かさとは何か」を考え、ふだん「あたりまえ」と思われていることを改めて見つめなおすきっかけとなりそうだ。
サイモン・フジワラ ホワイトデー
Simon Fujiwara White Day
会期:2016年1月16日(土)〜3月27日(日)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
場所:新宿区西新宿3-20-2
開館時間:11:00-19:00(金・土は20:00まで/最終入場は閉館の30分前まで)
休館日:毎週月曜日、2月14日(日)(全館休館日)、3月22日(火) ※3月14日(月)、21(月祝)は開館
入場料:一般1200(1000)円/大・高生800(600)円/中学生以下無料 ※()内は15名以上の団体料金
URL:http://www.operacity.jp/ag/exh184/