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”信じる力”を宿す石と骨董 表参道MIDORI.so2 Galleryで岡本亮の個展「BELIEVER」

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2015年11月4日〜2015年11月13日 港区
”信じる力”を宿す石と骨董 表参道MIDORI.so2 Galleryで岡本亮の個展「BELIEVER」
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文_編集部

幾何学的な模様や、ひとつ目の生き物。近年、そうしたドローイングによるアートを製作してきた岡本亮氏が、立体造形を中心とした個展「BELIEVER」を開催する。会場は港区南青山の「Commune246」内にあるギャラリー、「MIDORI.so2 Gallery」。会期は2015年12月4日(金)から12月13日(日)まで。

個展「BELIEVER」より

個展「BELIEVER」より

活動の拠点を出身地である兵庫県に置きながら、東京やポートランドで個展を行う岡本氏。「平面では現代の人たちに伝わらないと感じた」と、立体でのアート作品を製作したという。また、タイトルの「BELIEVE」に込められた思いについてはこう語る。

「骨董屋に行ったら、神さまが乗る台座だけが売ってたんです。これまで人間は、神とか自然とか色んなものを信じてきたけど、もう信じなくなった。昔は祈ることしかできなかったのに、今は病気になったら医者に行けばいいし、お金があればなんとかできる。もう神はいない。だから俺は、自分が信じるものを置いたんです」

こうして岡本氏が骨董品の上に置いたのは「石」だ。2年以上にわたり自ら全国を回って探し求めたもので、骨董品との絶妙な均衡を保ちながらひとつの作品を構築している。本展のメインビジュアルにもなっている作品は(上記写真中央)、かつての不動明王が背負っていた炎の一部を使用している。邪念を焼き切る、という意味を持たせるため、手前に置いた石は溶岩だ。このためにハワイまで採掘しに行ったという。

個展「BELIEVER」より

個展「BELIEVER」より

作品を置くための台は、神具や仏具で多く用いられるヒノキで作った。また、岡本氏が「現代においていちばん清潔で信頼できる素材」だというステンレス製の台も製作中だという。

こうした境地に至るまでには、オフロードバイクの存在も欠かせない。現在岡本氏はエンデューロレースと言われる耐久レースに挑み続けている。一見、アートとは繋がりがないように見えるバイク競技だが、山の中で泥まみれになって勝敗を競う中で、いかにして自然を読み切るかという人間力の限界を垣間見るのだという。人間力を越えた先にあるもの、それが岡本氏にインスピレーションをもたらすのではないだろうか。

「”信じる力”を作品にしています」という岡本氏の新境地が、どのようなアートに結実したのか。ぜひその目で確かめてみてほしい。

岡本亮氏 近影

岡本亮氏 近影

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