毎年東京で開催されている国際的な舞台芸術フェスティバル「フェスティバル/トーキョー」が、今年は2015年10月31日(土)〜12月6日(日)に、東京芸術劇場ほか豊島区を中心とした多数の会場で開催されている。
日本国内だけではなく、多くのアーティストが来日し、演劇やダンスのプログラムが多数会場で開催されるこのフェスティバル。8回目となる今回は「融解する境界」をテーマに、国境やジャンル価値観を越境した舞台作品が上演されるほか、シンポジウム、映像上映、トークセッション、ワークショップなどが行われる。
安野太郎、渡邉未帆、危口統之らが、中世ヨーロッパより伝わる「死の舞踏」をオペラ化して上演するゾンビオペラ『死の舞踏』や、飴?屋法水が震災後の2013年にいわき総合高校の生徒らと上演した『ブルーシート』の再上演、チェルフィッチュ・岡田利規が初めての日韓共同製作に「野球」をテーマに挑んだ「God Bless Baseball」など、注目の国内作家によるプラグラムが並ぶ。
また海外からは初来日となるスペインの鬼才アンジェリカ・リデルや、ヨ一ロッパの舞台芸術をリードする名門・パリ市立劇場をはじめ、世界の舞台芸術シーンで大きな存在感を放つカンパニ一、アーティストが招聘されており、話題を読んでいる。
国内外の舞台芸術の「今」が、ジャンルを越えて勢ぞろいするこの秋。豊島区にぜひ足を運んでみたい。
フェスティバル/トーキョー15 融解する境界
会期:2015年10月31日(土)‐12月6日(日)
会場:東京芸術劇場
あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
にしすがも創造舎
アサヒ・アートスクエア
彩の国さいたま芸術劇場
池袋西口公園
豊島区 旧第十中学校 ほか
URL:http://www.festival-tokyo.jp/