雑誌「TOO MUCH Magazine」が送るトークイベント「都市と未来の公園」が、2015年10月25日(日)に渋谷区神宮前のギャラリー「VACANT」で開催される。

「都市と未来の公園」(公式サイトより)
2020年を節目に、変わり始めた東京。本イベントでは多くの人々が利用する”公共施設”について、アーティストと建築家という立場の異なる二人の視点から、公共空間のあり方を考える。
アーティストの立場からは、2015年のベネチアビエンナーレ韓国館代表に選ばれ、国際的に活躍するアーティストのムン・キョンウォン氏。2013年から山口情報芸術センター(YCAM)と共に「未来の公園」をテーマとした活動を続けてきたムン氏は、都市の中で人と自然が交差する空間「公園」の役割について多領域の研究者と調査をし考察してきた。

ムン・キョンウォン氏(公式サイトより)
また建築界からは、ムン氏の活動に賛同し、ご自身でも公園や公共施設を数多く手がけてきた建築家の伊東豊雄氏を迎える。

伊東豊雄氏(公式サイトより)
東京の公共空間がどのように変化を遂げていくのか。二人の議論を軸に、都市について考えてみよう。
TOO MUCH Magazine presents「都市と未来の公園」
会期:2015年10月25日(日)
時間:12:30 開場 13:00 開演
場所:VACANT
場所:東京都渋谷区神宮前3-20-13
料金:1,500円
URL:https://www.vacant.vc/d/255
[プロフィール]
ムン・キョンウォン | MOON Kyungwon
ソウル(韓国)生まれ。梨花女子大学校卒業後、カリフォルニア芸術大学にて修士号取得。
文学的なアプローチの映像やインスタレーションなど、様々なメディアを通して作品を発表。ソウルスクエアのメディアキャンバスなど、パブリックアートプロジェクトでのインスタレーション展示もおこっている。主なグループ展に、ドクメンタ13(2012)、光州ビエンナーレ(2012)、シンガポールビエンナーレ(2013)、福岡トリエンナーレ(2014)、モスクワビエンナーレ(2010)、南京トリエンナーレ(2008)、ナムジュン・パイクフェスティバル(2008)がある。近年は、ソーシャルプラットフォームを創造することを目的とした、チョン・ジュンホとのコラボレーションプロジェクト「News From Nowhere」に注力し、2013年にシカゴアートインスティテュート内のサリバンギャラリーでの展示をおこなった。2015年ベネチアビエンナーレ韓国館代表作家。
伊東豊雄
1941年生まれ。65年東京大学工学部建築学科卒業。主な作品に「せんだいメディアテーク」、「多摩美術大学図書館(八王子)」、「今治市伊東豊雄建築ミュージアム」、「台湾大学社会科学部棟」、「みんなの森 ぎふメディアコスモス」など。日本建築学会賞作品賞、ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞、王立英国建築家協会(RIBA)ロイヤルゴールドメダル、プリツカー建築賞など受賞。東日本大震災の復興活動に精力的に取り組んでおり、住民の憩いの場として提案した「みんなの家」は、2015年7月までに14軒完成した。2011年に私塾「伊東建築塾」を設立。これからのまちや建築のあり方を考える場として様々な活動を行っている。