「東京」という街のクリエイティヴィティは、常に世界から注目されている。そんな東京の、芸術における創造力を浮き彫りにする試みが、企画展「東京アートミーティングⅥ “TOKYO”見えない都市を見せる」として開催される。会場は江東区三好にある「東京都現代美術館」。会期は2015年11月7日(土)から2016年2月14日(日)まで。
![スーパーフレックス「スーパーキレン/東京のタコ」 Photo: Iwan Baan[参考図版]](http://tomagazine.jp/wp/wp-content/uploads/am02.jpg)
スーパーフレックス「スーパーキレン/東京のタコ」Photo: Iwan Baan[参考図版](公式サイトより)
本展覧会は東京における芸術文化の創造・発信を推進する「アーツカウンシル東京」の事業の一貫として実施されるもの。東京という街が持つ潜在能力に注目し、サブカルチャーやポップカルチャーなどの新しい文化と従来の美術史の文脈をリミックスし、新しいクリエイションを生み出すその背景に迫る。
例えば上の黒いタコは、デンマークのアーティストグループ<スーパーフレックス>が手がけた、コペンハーゲンのデザイナーズ公園「スーパーキレン」に設置されているもの。この公園には世界各国を象徴するようなモチーフが様々に配置されており、日本をイメージして置かれたのがこの「東京のタコ」なのだという。足立区にある北鹿浜公園のタコの滑り台を模したレプリカだ。

Tabor Robak,Still from “20XX”, 2013, Courtesy: the artist and team (gallery, Inc.),New York(公式サイトより)
東京オリンピック、パラリンピックを2020年に控えたこの「東京」という都市を、グローバルな文脈の中でどのように捉え直すのか。視覚美術だけでなく、音楽、映像、デザインなど幅広いメディアを通して東京の創造力を可視化する試みに、新たな都市の輪郭が顔を覗かせる。
東京アートミーティングⅥ "TOKYO"見えない都市を見せる
会期:2015年11月7日(土)〜2016年2月14日(日)
会場:東京都現代美術館 企画展示室1F/3F
住所:東京都江東区三好4-1-1
開場時間:10:00〜18:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日:月(11月23日、2016年1月11日は開館)、11月24日、12月28日~2016年1月1日、1月12日
料金:一般1,200円、大学・専門学校生・65歳以上900円、中高生700円、小学生以下無料
URL:http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/schedule.html