ミニ四駆日本一を決める国内最大クラスのトーナメント「ミニ四駆ジャパンカップ2015」が全国各都市で開催中だ。2015年10月18日(日)のチャンピオン決定戦は、江東区青海のトヨタ自動車展示ショールーム「MEGA WEB」にて開催予定。
「ミニ四駆ジャパンカップ」は、模型メーカー・タミヤの看板商品「ミニ四駆」の速さを競う大会。今年で第16回を迎え、これまで合計で100万人を超えるレーサーが熱い戦いを繰り広げたビッグイベントだ。無事に脱線せず走り切ることすら困難な曲者サーキットはジャパンカップならではのもの。今年は「プラウドマウンテン」と「メビウスチェンジャー」「モヒカンストレート」など新セクションがレーサーたちの挑戦を待ち受ける。
と、ここまでご覧いただき「ミニ四駆のブームってだいぶ前だよね?」と思う読者のために、あらためてミニ四駆ブームを振り返ってみよう。1987年より連載が開始された徳田ザウルスによる漫画『ダッシュ!四駆郎』と期を同じくして巻き起こった「第1次ブーム」、1994年連載開始のこしたてつひろ『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の人気に端を発する「第2次ブーム」を経て、近年は「第3次ブーム」と呼ばれるムーブメントが興っているのだ。

シリーズ最新作『爆走兄弟レッツ&ゴー!! Return Racers!!』の主人公の一人、星馬豪の使用マシン「ビートマグナム プレミアム」
この第3次ブームは、飛躍的な高性能化を果たした「ミニ四駆PRO」などの新シリーズによる若年層の獲得はもちろん、かつてのミニ四駆ファンのリバイバルブームに依るところも大きい。それを見越してか、現在20〜30歳代の元『コロコロコミック』読者をターゲットに昨年創刊された『コロコロアニキ』では、第1次・第2次ブームを牽引した上記2作品の続編が連載中。その懐かしさに、大人になって経済力を手にした元・ミニ四駆少年たちが模型店に押し寄せる現象が各地で確認されているとか。
港区新橋にある「タミヤプラモデルファクトリー」では、最新のフルカウルミニ四駆から懐かしのレーサーミニ四駆まで、タミヤ直営店ならではの幅広いラインナップが揃い、同店2Fのモデラーズスクエアでは5レーンのミニ四駆サーキットも利用可能(利用条件は公式ページを参照)。ほかにも、人気のタミヤTシャツなどのグッズ類の販売や、本格的なジオラマ作品の展示も。ここで現在のブームを観察してかつてのミニ四少年に戻り、このジャパンカップに行ってみるのも一興だろう。
富士通 乾電池 提供 ミニ四駆ジャパンカップ2015 チャンピオン決定戦
日程:2015年10月18日(日)
会場:パレットタウン・MEGA WEB内 トヨタ シティショウケース1F
住所:東京都江東区青海1-3-12
問い合わせ:054-283-0002 (静岡:タミヤ グランプリ係)
URL:http://www.tamiya.com/japan/cms/mini4wdevents/3683-j-cup.html