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〈TOKYO実験画録〉vol.2 品川区 京浜東北線の逆借景

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COLUMN
TOwebだけで読める、連載陣によるオリジナルコラム。

青山 健一

September 2019

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青山 健一
PROFILE:青山 健一
東京都出身、石川県金沢市在住。1995年、画家として活動をはじめる。ギャラリー、廃ビル、ライブハウス、劇場、屋外など様々な空間で作品を発表。絵画を軸にした表現手法は、即興パフォーマンス、イラストレーション、アニメーション、映像、舞台美術など多岐にわたる。97年よりジャズ・オーケストラ「渋さ知らズ」に美術、映像メンバーとして参加。2012年、絵本「あした、せかいが」(文:三角みづ紀)を上梓。 Webサイト|https://aoken.info/ Twitter|@aoyamakenichi

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2019年4月27日
〈TOKYO実験画録〉vol.2 品川区 京浜東北線の逆借景
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絵・写真・文_青山健一

ジャズオーケストラ・渋さ知らズでの即興ペインティングをはじめ、舞台に、絵本に、路上発の絵画表現を続ける画家・青山健一さんの連載。風景をもとにした作品シリーズから、“東京”を題材にした新作を毎月紹介していきます!

「トイレ」21.5×30.5cm 画用紙、ボール紙、わら半紙、ダーマトグラフ、アクリル絵の具 

山手線品川駅の外回りホームの先頭車両付近から隣の京浜東北線ホームを見ると、爽やかな白と青のブロックでできたトイレがあった。
混雑する真ん中あたりの車両を避けて、先頭寄りに乗る習慣があるので、なんとなく視界にこのトイレを見る機会が多かった。天気の良い日は、後ろの高層ビル群のガラスに映る青空と、白と青のブロックが響き合っていて美しかった。
そう意識し始めると、このトイレと高層ビル群は、いわゆる借景関係にあるように思えて仕方ない。
遠くのビルが後から建ったので、借景のコンセプトを逆にした「逆借景」ということか?
しかし、近視眼的景色の多い東京で、抜けの良いリラックスできる風景が後世に残るとしたら、そんな先人の知恵を最大限に生かした「逆借景」しかない!

品川駅の京浜東北線ホームの、現在は見られないトイレの建物

なんて興奮気味にいつもの山手線外回りホーム先頭車両付近から隣の京浜東北線ホームを見たら、いつの間にかトイレは取り壊されていて、すっかり跡形もなかった。

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